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チーム作りに必要な“現場で役立つ哲学”とは
組織の力を最大限に伸ばす「原理」について考える(後編)[前編を読む]

早稲田大学大学院 客員准教授、本質行動学アカデメイア代表

西條 剛央さん

人事は社員の“関心”を知ることが重要

  先日、新たに「いいチームを作りましょうプロジェクト」を立ち上げられましたが、どのような活動を予定されていますか。

いいチームを作るためのノウハウを提供することはもちろん、それを体感することができるプロジェクトにしていきたいと考えています。動機付け、自己実現、自己啓発など、個人のスキルをアップするためのノウハウや実践知は揃っていますが、チーム力をアップするためのツールは、まだまだ少ないのが実状だからです。現在、多くの企業が「社長の意識は高いが、チームがついてこない」「幹部は育ったが、チーム全体の力は上がらない」といった問題を抱えています。それを改善していくことが、「いいチームを作りましょうプロジェクト」の大きな課題です。

これまでの組織行動は、「科学的知見」に基づいて考えることが前提でした。しかし、現在のように変化が激しい状況下では、科学は決して万能ではありません。科学は過去のデータに基づいていますが、汎用性という部分では心もとないからです。

例えばリーダーシップは、「誰が実践したのか」によって、メンバーの反応が変わってくるものです。しかし、組織行動ではその事実を捨象して、誰でも一般的に使えるものとしてきました。ここに、リーダーシップが研究分野として発展してこなかった一因があります。

しっかりと考えれば、誰がリーダーシップを実践しようとするのかによって、その意味や価値が変わってくるとわかるはず。リーダーとして正しいことをしているのに、なぜ誰もついてこないのかというと、その人に原因があるからです。同じことをしても、皆がついていきたいと思えるような人なら、うまくいくのです。

現場でうまくリーダーシップを発揮できている人は、一通り試してみて、科学的知見だけではダメだと気付いています。学問のルールにとらわれるのではなく、現場の反応を見て柔軟に対応できること、そして、それを実践知にしていくことが重要です。

 最後に、企業で組織づくりに携わる人事の方々に向けて、メッセージをお願いします。

人事の方は、社員の能力だけを見ていることが多いと思います。しかし、全ての人は本質的に「関心を満たしながら生きたい」と考えています。関心に応じて価値を見出すことが「価値の原理」です。人は関心のないことには価値を見出しません。「人は機械ではない」ということが、見落とされがちだと思います。

もちろん関心だけで仕事をすることはできませんが、全く関心のないことばかりやっていると、人は満たされなくなります。その人にとっては仕事が不毛の平野となり、どんどん消耗して、辞めたり病気になったりしてしまいます。

言われてみれば当然のことですが、本質を見落とすと大失敗してしまいます。人事の方には、必ず社員の関心を把握するようにしてほしい。本人も気づいていないことがあるので、なかなかやっかいですが、社員に自分は何に関心があるのかを分からせることも人事の重要な役目です。人が会社を辞める際には、必ず理由があります。しかし、会社や人事が思っている以上に、その理由はお金ではありません。人事は社員の心の声を聞くべきです。

 これからの組織のあり方と、そのために人事は何をすればいいのかが、大変よく分かりました。本日はお忙しい中、ありがとうございました。

西條剛央さん Photo

(2015年7月1日 東京・新宿区の早稲田大学にて)

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「人事辞典「HRペディア」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

西條剛央さん: チーム作りに必要な“現場で役立つ哲学”とは 組織の力を最大限に伸ばす「原理」について考える(前編)
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この記事ジャンル 組織開発手法

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