アルバイトの年次有給休暇について
アルバイトの年次有給休暇の付与について教えてください。
当社のアルバイトは、3ヵ月ごとに契約更新をしており、週20時間を超えない範囲で前月末までに翌月の出勤日および出勤時間をアルバイトと相談の上決定しています。したがって、月の出勤日、出勤時間数は、アルバイトの都合によって異なります。
このような場合、年次有給休暇は付与すべきなのでしょうか?
投稿日:2007/01/12 14:35 ID:QA-0007114
- *****さん
- 東京都/その他業種(企業規模 101~300人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
法定の年次有給休暇は、アルバイトのような短時間労働者であっても付与しなければなりません。
有休の発生要件については、正社員同様、雇用開始の日から6ヶ月継続勤務かつ労働日の8割以上出勤と変わりありませんが、その付与日数につきましては労働日数に比例して少なくなります。
御社の場合には週の所定労働日数が決まっていないようですので、1年間の所定労働日数によって最初(入社6ヶ月目)の有休付与日数は以下の通りとなります。
・1年間の所定労働日数が217日以上‥10日
・1年間の所定労働日数が169日~216日‥7日
・1年間の所定労働日数が121日~168日‥5日
・1年間の所定労働日数が73日~120日‥3日
・1年間の所定労働日数が48日~72日‥1日
投稿日:2007/01/12 19:54 ID:QA-0007119
プロフェッショナルからの回答
再度お答えいたします
こちらこそご返事有難うございます。
(※所用で回答が遅くなり大変失礼いたしました。)
ご質問の件ですが、年次有給休暇につきましては当日労働を行わないわけですから有休日の労働時間を計算する必要は無く、「有休日に支給すべき賃金」を計算することが求められます。
その場合の「支給すべき賃金額」ですが、通常の場合、御社のように所定労働時間が決まっていなければ、労基法第12条の「平均賃金」の額を支払うことになります。
計算方法は以下の通りです。
平均賃金=過去3ヶ月間の賃金総額÷過去3ヶ月間の総日数
(※但し、次の額が上記算式の額を超える場合には、次の額となります。
・「賃金総額を実際の労働日数で割った金額の6割の額」)
従いまして、御社のような不規則な労働パターンの場合、平均賃金は毎月変わりますので有休日の賃金額もそれに合わせて変動することになります。
投稿日:2007/01/16 23:40 ID:QA-0007143
相談者より
服部様
ご回答をいただき、どうもありがとうございました。とてもよく分かりました。
投稿日:2007/01/17 17:34 ID:QA-0032889大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
アルバイトの有給休暇について アルバイトの雇用契約書にて、有給... [2008/06/12]
-
休日と休暇 休日と休暇の定義(違い)を詳しく... [2007/04/09]
-
アルバイトの有給休暇 シフト制を敷いているアルバイトの... [2021/08/17]
-
1年間傷病休職した方に有給休暇の繰越を認めていいのか ほぼ1年間、傷病休職した方ですが... [2017/02/13]
-
有給休暇日の出勤について 弊社では半日有給休暇制度はありま... [2007/03/05]
-
前年度年次有給休暇未付与者の繰越について 前々年度に出勤率が8割に満たない... [2018/04/22]
-
有給休暇ついて 飲食店を経営しております、アルバ... [2018/04/13]
-
有給休暇 弊社の就業規則は有給休暇の次年度... [2005/10/05]
-
有給休暇について 飲食店を経営しております、アルバ... [2018/04/13]
-
アルバイトの雇用契約について たとえば、週1日で8時間勤務でア... [2012/07/07]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
傷病休暇規定
年次有給休暇とは別に、傷病を理由として休暇を取れる傷病休暇を就業規則に盛り込むための文面です。
休暇管理表
従業員の休暇をまとめて管理するためのExcelファイルです。複数名の休暇状況を管理する際に役立ちます。
夏季休暇について
長期休暇の休暇期間、休暇取得日数、留意点について、社内にお知らせする案内文の文例です。
ボランティア休暇願
特別休暇としてボランティア活動を事由とした休暇を設けるときに使える書式文例です。