勤務形態変更について
弊社の勤務形態は現状2交替および3交替の土日休みの完全週休2日のメーカーです。しかし、製品の増産により製造作業者については土曜日が殆ど休日出勤の状態が続いています。社員の健康面を考え、4勤2休の勤務形態とし、シフトを組み、工場は土日フル稼働するという案が社内で出ています。そのためには増員は当然必要となりますが、全く新しい勤務形態のため、この制度のメリット・デメリット、また導入に際しての手続き等で注意すべき点をご教授願えれば幸いでございます。
投稿日:2006/10/27 08:41 ID:QA-0006423
- ジンジタイヘンさん
- 愛知県/石油・ゴム・ガラス・セメント・セラミック(企業規模 501~1000人)
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プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
交替制勤務に関しましては、職場の実態により様々なパターンが考えられますので詳細に関して申し上げることは困難ですが、「4勤2休;土日フル稼働」といった業務運営についての予想されうるメリット・デメリットはおおむね以下のようになるといえるでしょう。
▼メリット
・休日も稼動させることにより製品の生産効率が大幅に向上する。
・土日関係なく休日を組み入れることで、従業員の休日が取り易くなり、従業員の過労による健康障害の防止や休日労働等の人件費削減につながる。
・業務の繁閑に合わせてより多様な人的配置・投入が可能になる。
▼デメリット
・4勤2休にすることで労働者一人当たりの年間休日日数が増える為、人的効率の面ではマイナスとなる。
・土日に休みを希望する社員が多い場合、シフト調整が困難なケースもあり得る。
・休みが分散することで、勤務体制が複雑化する上、スタッフ間の緊密な関係が取り辛くなり、細かな点で業務運営に支障が生じる可能性がある。
また、導入手続きに関しましては
・労働組合等との十分な労使間協議を行った上で見直しを決める。
・特に賃金面において、労働条件の不利益変更にならないよう配慮する。
・就業規則等、法令に基き必要な規定の改正を行う。
といった点に注意して頂ければ大丈夫です。
投稿日:2006/10/27 13:48 ID:QA-0006426
相談者より
ありがとうございました。十分な労使協議の上、進めたいと思います。
投稿日:2006/10/30 12:33 ID:QA-0032642大変参考になった
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