社員の妻のDV相談に対する会社対応について
色々な事例&回答を勉強させていただき、感謝しております。今回の小社の相談は日本の人事部様への相談に相応しいかどうか分かりませんが、会社としての対応及び気を付けること等があるようでしたら、ご教示くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。(会社の危機管理対策という観点からです)
相談案件は、入社9年目で約1年半前に結婚した男性社員の妻より電話があり、「暴力・暴言がひどく、生活費を入れてくれない、カードを使うことが出来ない、携帯電話を使えなくする。言動が怖いので実家に戻っています。妊娠をしているのですが、どうしたら良いでしょうか」という内容です。
昔から〝夫婦喧嘩は犬も食わない〟と言いますが、ドメスティツク・バイオレンスによる殺人事件等も発生しています。最寄りの警察署の生活安全課や内閣府の配偶者暴力支援センター等を紹介するのは簡単なことですが、会社として対応すべきことがありましたら、ご教示くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。
投稿日:2012/03/27 15:12 ID:QA-0048971
- とりさん
- 大阪府/医薬品(企業規模 301~500人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
御相談の件は家庭内の事柄とはいえ、加害者の夫が御社従業員であることからも完全に無視するわけにはいかないといえるでしょう。
ただ、文面にもございますように具体的な解決策としましてはやはりDVの各種相談機関を紹介されるのが妥当です。何故ならば、安易に当該従業員を呼び出して事実確認や注意等をされますと、会社への通報を知った当人のDVが一層激化する等かえって対応した事がマイナスになる可能性が高くなるからです。会社としても何とか支援したいという気持ちは分かりますが、社外のプライベートに関わる事柄に責任を持って当たる事は現実問題として困難です。そうした点も踏まえ、こうした問題への対応は感情論に走ることなくくれぐれも慎重にしなければなりません。
結論としましては、被害者妻の話にも耳を傾けた上で、会社での措置は問題の性質上逆効果になりかねない旨を伝え、専門の相談先での解決を図られるよう丁寧にアドバイスされるべきといえます。
投稿日:2012/03/27 19:43 ID:QA-0048979
相談者より
早速のご回答ありがとうございました。社外のプライベート事項と割り切り、川勝先生が教えてくださいました〝DV相談ナビ〟を紹介するようにいたします。
投稿日:2012/03/28 11:56 ID:QA-0048981大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
政府の公開広報の相談先の情報提供が限度
問題の性格上、中立の立場で、公的機関への相談をされるよう示唆対応するのが賢明です。政府の公開広報なので、相談先までは、教えてあげて差支えないと思います。全国統一の電話案内 「 DV相談ナビ 」 TEL ⇒ 「 0570―0―55210 」です。通話料がかかり、PHSや一部のIP電話は使用できません。会社としての対応は、ここまでです。
投稿日:2012/03/27 20:29 ID:QA-0048980
相談者より
早速のご回答ありがとうございました。服部先生が仰った「社外のプライベート事項」と割り切り、川勝先生が教えてくださいました〝DV相談ナビ〟を紹介するようにいたします。
投稿日:2012/03/28 11:58 ID:QA-0048982大変参考になった
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