二重出向の可否について
以下、教えていただけますでしょうか。
Aという会社からB(当社)へ出向者を受け入れる予定でいますが、この出向社員について、当社からC社へ出向をさせたいと思っております。
※前提条件として
・BとA、BとCに資本関係はあるが、AとCに資本関係はない
・出向費用についてCの負担はない(AとBで折半)
そのため、AからCへの直接の出向契約は締結できない
この場合、二重出向は許されるものでしょうか。
また、もし法律関係が複雑になってしまう等で問題があるとすれば具体的にどのような問題がありますでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
投稿日:2010/01/13 18:31 ID:QA-0018848
- *****さん
- 東京都/商社(専門)(企業規模 101~300人)
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本Q&Aは法的な助言・診断を行うものではなく、専門家による一般的な情報提供を目的としています。
回答内容の正確性・完全性を保証するものではなく、本情報の利用により生じたいかなる損害についても、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
具体的な事案については、必ずご自身の責任で弁護士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
出向に関しましては、近年成立しました労働契約法第14条(権利濫用における出向命令の無効)の定めを除き法令上特に規制が無く、二重出向につきましても、二重派遣契約とは異なり原則として直接違法にはなりません。
但し、元来出向者が所属しているA社との関係が弱いC社への出向となりますと、社風や職務事情等も相当変わってくるでしょうし、出向先において何かとトラブルが起こりやすいものと考えられます。
また出向者当人にとりましても、特に出向が不可欠となる理由が存在しなければ、労働条件面で不利益がないとしましても人材として軽視されているのではといった不安が生じモチベーションの低下を招きかねません。
加えて、御社にとりましても直接自らの職場で採用していない当該出向者について出向元としての責任が生じたり、費用負担を行ったりするというのは明らかに不合理といえます。
従いまして、可能であればA社、C社及び出向者とも相談し、代わりの人員の出向も視野に入れた上で二重出向でないすっきりした契約関係を採られることが望ましいというのが私共の見解になります。
投稿日:2010/01/13 19:22 ID:QA-0018851
相談者より
回答くださいましてありがとうございました。
投稿日:2010/01/14 13:54 ID:QA-0037373参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
目的に応じ、他の選択肢の検討が必要
■ 法的には、出向元企業と出向先企業の間に資本関係があるかどうかは特に問題ではありません。ただ、ご説明からは、A社とC社が直接、出向契約をすれば済む話に、何故B社(御社)が介在される理由が分かりません。実際に労務の提供(経済的利益)を受けながら費用を負担しないという最終出向先には、看做し利益課税が、また、他の2社の負担費用に対する損金否認の税務問題の可能性もあります。
■ 出向先企業であるC社に、費用を負担させない、出向者に出向先企業であるA社における身分保証が必要、などのご事情も推測されますが、このような格別の事由があれば、御社として、もっと分かり易い形での役割をご検討されるのが筋道だと思います。いずれにしても、二重出向以外の選択肢のご検討をお勧め致します。
投稿日:2010/01/14 09:53 ID:QA-0018852
相談者より
回答くださいましてありがとうございました。
よくわかりました。
投稿日:2010/01/14 13:55 ID:QA-0037374大変参考になった
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