残業申請とみなし残業制に関して
御世話になっております。
この秋から、残業の事前申請徹底を検討している企業の者です。
※これまでは、当然就業規則上の定めこそあるものの、正しく
運用されていませんでした。
現状、弊社では40時間分のみなし残業代を基本給と別に付与して
おり、また、日々2時間程度の時間外労働が恒常化している状況です。
この様な状況において残業の事前申請を徹底すると、殆ど毎日、
少なくとも2時間程度の残業の申請を行う必要があり、手続きが
煩雑になると予想されます。
そこで専門家の皆様にご質問なのですが、弊社と同じ様な状況の
企業様ではどの様なスタイル(申請書の書式、及び運用)で残業管理を
行っていらっしゃるのでしょうか?
出来れば、申請手続きが煩雑でなく、且つ残業代の計算の為の
勤務データが取りまとめし易い形でアウトプットされてくるのが
望ましいと思っております。
残業申請とみなし残業代の支払いとは別の次元の話とは理解して
おりますが、お知恵をお借りしたく、宜しくお願い申し上げます。
以上、乱文で申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い致します。
投稿日:2009/08/18 15:42 ID:QA-0017156
- *****さん
- 東京都/HRビジネス(企業規模 101~300人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
給与計算手続きと生産性管理は別次元の問題
ご相談を拝見し、ご連絡差し上げます。
上記ご質問文面から、貴社が直面されている大体のご事情は理解できます。
大きく2つのポイントがあるのではないでしょうか?
一つは、時間外労働の実績を正確に集計するという点。
これは法令上も必須事項ですが、帳票によるにせよ、ソフトを使うにせよ、単純な日付別の月間集計表を用いれば問題ないでしょう。
もう一つは、「事前申請」に関わるポイントです。
なぜ事前申請を行うかというと、業務を計画的に組織して、無駄な業務をなくすためだと思われます。
ただ、同様の業務計画に基づく、残業事前申請~上司チェック~承認~実績と計画の照合という手順は、多くの企業で導入されてはいるのですが、形骸化する傾向があり初期の成果が挙がっていない実態があります。
例えば、1週間分まとめて計画と実績を計上して、上司もそれを放置するというようなことが、だんだんと現場で行われるようになります。
こうなると、手続きだけ煩雑で実効性はなにもない、ということになってしまいます。
したがって、生産性の向上は、こうした時間管理の手続きによるのではなく、現場単位での問題解決の仕組みや習慣の定着を、粘り強く進め、自立的なマネジメントが機能するようにするのが本筋と言えます。
ご参考まで。
投稿日:2009/08/19 09:00 ID:QA-0017167
相談者より
投稿日:2009/08/19 09:00 ID:QA-0036708大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
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