休職期間の設定についての考え方
いつもお世話になっております。
当社では『私傷病による欠勤が1ヶ月継続したとき』等、就業規則の休職事由に該当する場合、会社は休職を命じることがある。と定めています。
また、休職期間については次のように就業規則に定めています。
勤続期間3年未満の者:6か月
勤続期間3年以上の者:1年
この度、社歴2年9か月の社員が『休養が必要』との医師の診断書を持参し、休職を命じることを検討しているのですが、『勤続期間3年未満』ですので、休職期間は6ヶ月となります。
この場合、6ヶ月間の休職を命じている間に社歴が3年に到達しますが、そこで新たに『勤続期間3年以上の者は休職期間1年』が適用され、休職期間が半年延びるといったことはなく、あくまでも、休職を命じる時の勤続期間によって休職期間が決まると考えて良い。ということでよろしいでしょうか。
※ 就業規則には特に『休職期間中に勤続期間が3年に到達した場合は・・・』といった定めはありません。
投稿日:2021/09/01 18:33 ID:QA-0107117
- newyuiさん
- 神奈川県/その他業種(企業規模 31~50人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、休職につきましては明確な法的定めがございませんので、就業規則で定めて運用する事になります。
御社の場合ですと、規定上「勤続期間3年未満の者:6か月」と示されていますので、当該社員につきましては6か月の休職期間になりますが、休職に関わる期間をこうした計算上の勤続期間に含める法的義務はございませんし、仮にそのような扱いをされますと長く休んだ方が有利な扱いを受けるといった不合理な結果をもたらす事になりますので、6か月のみで差し支えございません。
投稿日:2021/09/01 22:35 ID:QA-0107128
相談者より
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大変参考になりました。
ありがとうございました。
投稿日:2021/09/02 09:33 ID:QA-0107137大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
休職を命じた時点での勤続年数で休職期間が決まり、
休職通知として、休職期間も記載するのが通常です。
ただし、休職は法律で決められたものではありませんので、会社のルールとして、
休職期間中に勤続期間が3年に到達した場合は・・・』とする選択肢もあります。
投稿日:2021/09/02 02:18 ID:QA-0107130
相談者より
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ありがとうございました。
投稿日:2021/09/02 09:35 ID:QA-0107139大変参考になった
人事会員からの回答
- オフィスみらいさん
- 大阪府/その他業種
そのお考えで大丈夫です。問題はありません。
そもそも休職制度というのは法令に基づくものではなく、休職要件、休職期間、休職期間中の賃金の取扱い、勤続年数の算定における扱いといった制度内容は、すべて企業の裁量で決めればよく、休職を命ずるにあたっては当然その時点での勤続年数で期間を決めることになります。
『休職期間中に勤続期間が3年に到達した場合は・・・』といった定めがない限り、休職期間中に勤続年数が3年に達したからといって、「休職期間1年」を適用する必要はありません。
ただし、就業規則を改定して「休職期間1年」を適用することは、もとより自由です。
投稿日:2021/09/02 09:08 ID:QA-0107134
相談者より
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ありがとうございました。
投稿日:2021/09/02 09:39 ID:QA-0107142大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
命じた時点での期間は影響を受けない
▼休職を「命じた時点」での期間が「確定した休職期間」となり、適用中に、社歴によって休職期間が自動的に延長される訳ではありません。
▼依って、ご理解は正しいということになります。
投稿日:2021/09/02 09:43 ID:QA-0107143
相談者より
いつもお世話になります。
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ありがとうございました。
投稿日:2021/09/02 12:15 ID:QA-0107152大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
発令
休職を命じた時点での職歴で判断となります。現状で問題ありません。
投稿日:2021/09/02 12:48 ID:QA-0107154
相談者より
いつもお世話になります。
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ありがとうございました。
投稿日:2021/09/02 14:46 ID:QA-0107162大変参考になった
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