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HR業界TOPインタビュー「人・組織」ビジネスを牽引する希代の経営者

組織につながりを創造する「コーチング3.0」
主観と客観のバランスを取りながら、大胆な施策を提供する

株式会社 コーチ・エィ 代表取締役社長

鈴木 義幸さん

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時代に先駆けて日本にコーチングを導入したコーチ・エィ。20年以上にわたってエグゼクティブを起点としたコーチングを国内外で展開し、個人の成長にとどまらず、組織の成長をドライブさせています。同社代表取締役社長の鈴木義幸さんに、これまでの歩み、コーチングに見出した価値や、経営者としての思いなどをうかがいました。

プロフィール

鈴木 義幸(すずき・よしゆき)/慶應義塾大学文学部人間関係学科社会学専攻卒業。株式会社マッキャンエリクソン博報堂(現株式会社マッキャンエリクソン)に勤務後、渡米。ミドルテネシー州立大学大学院臨床心理学専攻修士課程を修了。帰国後、有限会社コーチ・トゥエンティワン(のち株式会社化)の設立に携わる。2001年、法人事業部の分社化による株式会社コーチ・エィ設立と同時に、取締役副社長に就任。2007年1月、取締役社長就任。2018年1月より現職。

「目の前の人に影響を及ぼす仕事」を追い求め渡米

鈴木さんは、どのような学生時代を過ごされていましたか。

中学生の頃からラグビーを始め、大学でも同好会で続けていました。また、劇団を立ち上げたいと考え、役者になるためのステップとして日本舞踊を習っていた時期もありました。社会心理学を履修していて、マスに対する発信がいかに人に影響するのかということへの関心が高くなり、最終的にマスコミを志望するようになりました。

もともと私はアメリカに憧れていましたし、英語がうまくなりたいという思いもあったので、大学3年生のときにアメリカに留学しました。実際にアメリカで生活を始めると、水が合っていたようで、とても楽しく過ごすことができたんです。日本にいると、どうしても周りの目を気にしてしまいますが、アメリカでは自由に振る舞えた。特に、当時住んでいたシアトルは、本当に素晴らしい場所だと思いましたね。

その後、どのように就職活動をされましたか。

滞在中は、将来住みたいと思うほどアメリカに魅了されていたのですが、あくまでも休学中だったので、1年間英会話などを学んでから帰国し、就職活動を行うことにしました。

挑戦したのは、大手の広告代理店である、電通・博報堂・マッキャンエリクソンの3社で、最終的にマッキャンエリクソンから内定をいただきました。当時、マッキャンエリクソンはコカ・コーラやアメリカン・エキスプレス、ケンタッキーといった大企業のクールな広告を作っていましたし、外資系企業なので英語をブラッシュアップできるだろうという期待もあったので、入社を決めました。

入社後はどのようなキャリアを積まれましたか。

鈴木 義幸さん(株式会社 コーチ・エィ 代表取締役社長)

1年目は媒体業務部に配属されました。社内のクリエイターが作った広告素材をテレビ局に持ち込み、「こういうスケジュールで番組の中に入れてほしい」と伝える仕事です。翌年はメディアプランニングの仕事を与えられ、お客さまの広告プランをどんな媒体に載せるか、という戦略を立てていました。たとえば同じ女性誌でも、媒体によってリーチできる層が違います。そういった特徴を把握して、よりターゲットに訴求できるプランを考えるという仕事をしていました。

その後、再び渡米をされたそうですが、どのような経緯があったのでしょうか。

社会人として2年が過ぎた頃、「アメリカにまた行ってみたい」という気持ちが強くなりました。方法を模索していたところ、アメリカの大学が、学部生に日本語を教えることを条件に大学院に無料で通わせるというプログラムを実施していることを知りました。応募したところ合格したので、思い切って会社を辞めてアメリカに行くことにしたんです。

当時を振り返ると、広告代理店の仕事にはやりがいを感じていましたが、もともと思い描いていたような、「人にどんな影響を及ぼしているのか」という点が見えにくかった。そこで、目の前の人に直接影響を及ぼすという意味で、心理カウンセリングのような仕事が自分に合っているのではないか、と考えるようになったんです。渡米した後は、テネシー州の大学院で臨床心理学を学ぶことにしたの
ですが、その時点では「コーチング」という概念をまったく知りませんでしたね。


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鈴木 義幸さん(株式会社 コーチ・エィ 代表取締役社長):
組織につながりを創造する「コーチング3.0」
主観と客観のバランスを取りながら、大胆な施策を提供する
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