無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

となりの人事部人事制度掲載日:2013/08/09

丸紅株式会社:
仕事と介護の両立にマネジメントスキルを活かす
総合商社ならではの“先進的”介護支援とは

丸紅株式会社(人事部 ダイバーシティ・マネジメントチーム チーム長補佐)

許斐理恵さん

今後5年以内に介護に関わる“介護予備軍”が8割以上も

仕事と介護の両立支援にむけて先進的な取り組みを始められたのも、その一環というわけですね。何か具体的なきっかけがあったのでしょうか。

弊社では年1回、今後積みたい経験や異動の希望など「キャリアプラン」を自己申告して、上長と面談する機会があります。申告用のシートには個人的な事情や家族のことで会社に知っておいてほしいことを自由に記入できる欄を設けているのですが、ある時期からそこに介護に関するコメントを寄せる社員が増えてきたんです。まさにいま介護の問題を抱えている社員もいれば、まだ要介護にはいたっていないけれど、高齢の親が遠方で独り暮らしをしているから心配だという声もありました。介護に関する社員の負担や不安を、私たちも少しずつですが、肌で感じるようになっていったんです。

丸紅株式会社 人事部 ダイバーシティ・マネジメントチーム チーム長補佐 許斐理恵さん

また、冒頭で申し上げたように、海外駐在は商社パーソンにとって当然ですが、ここ10年くらいでしょうか、家族の介護やその可能性を理由に、海外駐在に対する不安を持つケースが少しずつみられるようになり、50代の幹部クラスの主要人事に、わずかながら影響も出始めました。このままでは、現実に介護の問題が人事戦略をおびやかしかねない――そうした危機感の兆しが、人事部内でも徐々に共有されていったんです。

先ほどおっしゃったように、以前は家庭内で解決されることの多かった介護の問題に、ビジネスパーソンも主体的に関わるようになり、その影響が顕在化してきたわけですね。

決定的だったのが、11年秋に東京大学のWLB推進・研究プロジェクトを通じて実施した「介護ニーズ調査」の結果でした。40代、50代の社員を対象に、ウェブ上で介護に関するアンケートをとったのですが、まず驚いたのが約4割という回答率の高さ。回答任意、しかも回答に15分を要するそれなりにボリュームのあるアンケートだったのですが、回答の督促をほとんどしない中で、予想をはるかに上回る反応でした。

900人近い回答者のうち「現在介護をしている」という人は11%、実数にして100人弱に上りましたが、これも想定以上でした。また「今後5年以内に介護に関わる可能性がある」という“介護予備軍”は84%で、そのうち96%、ほぼ全員が「将来の介護に不安を感じる」と答えています。「自分が主たる介護者」だと申告してくる社員も非常に多くて、意外なことにその男女比は半々ぐらい。男性も結構いたんですよ。

そうした調査結果を、人事部としてどう受け止められましたか。

キャリアプランの中の自己申告を通じてそれなりに把握はしていましたが、やはり衝撃でしたね。正直なところ、これは大変なことだなと。すでに介護関連施策については育児支援と足並みをそろえる形で拡充を進めていました。短時間勤務は、育児・介護ともに十数年前に導入していましたし、10年には「育児・介護セレクトタイム」と呼ばれる時差勤務の制度も新設しました。ところが、そうした制度の利用状況からは、潜在する介護ニーズの高まりはあまり見えてきませんでした。何しろ介護休業を使う社員は弊社の場合、ごく少数ですから。制度の利用がないからといって、すなわち介護の実態もないというわけではありません。できるだけ業務に影響を与えないように個人で工夫しながら、通常の勤務時間外の時間で介護にあたっているというのが、多くの社員の実態だと改めて理解しました。

今後、社員の介護ニーズがさらに高まることは間違いないでしょう。休暇制度を新しく作ったり、改めたりするだけでなく、会社として何かもっとできることはないのか。とりわけ、介護予備軍の抱える不安にどう応えればいいのか。介護ニーズ調査の結果を受けて、私たちは仕事と介護の両立に向けた新しい支援体制の構築にとりかかりました。

介護関連制度・施策一覧

となりの人事部

となりの人事部

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事・人材開発において、先進的な取り組みを行っている企業にインタビュー。さまざまな事例を通じて、これからの人事について考えます。

この記事ジャンル 育児・介護

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

となりの人事部のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
ワーケーション
ノー残業デー
ESG
ゆう活
ワーキングケアラー
粘土層管理職
朝残業
ファミリーデー
トータル・リワード
勤務間インターバル制度