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【ヨミ】ワーケーション

ワーケーション

「ワーケーション」とは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語で、旅先で休暇を楽しみながら、テレワークも行う働き方を言います。欧米で広まりつつあるスタイルで、休暇に仕事を組み込むことで、長期の休暇を取りやすくなるメリットや、業務終了後はレジャーを楽しみリフレッシュし、業務への新たな活力へつなげることなどが期待されます。
(2017/9/13掲載)

ケーススタディ

日本でも日本航空が「ワーケーション」を実施
観光地では受け入れの動きも

エクスペディア・ジャパンが2016年に発表した有給休暇の国際比較調査によれば、日本は調査した28ヵ国のうち、有給消化率が50%で最下位。「休み不足を感じているか」という質問でも、感じている人は34%で最下位となっています。さらに、59%の人が「有休取得に罪悪感を感じる」と回答しており、韓国についで2番目に低い数値となっています。この結果をみると、日本人はまだまだ休むことに慣れていない、休み下手な国民性だといえます。

そのような中、日本航空は2017年7月から8月にかけて、「ワーケーション」へのトライアルを行いました。同社ではワーケーションを「電話やWi-Fiがつながり、一両日中にオフィスに戻ってこられる場所でテレワークをすること」と定義。それまでもテレワーク制度はありましたが、年次有給休暇の完全取得のための新たな一手として導入されました。

トライアル実施にあたり、日本航空では社員が「『ワーケーション』は休暇に仕事を持ち込むもの」と捉えることのないよう、「ワーケーション」に適さないNGケースと適するOKケースを説明会を開いて明示。「予定していた休暇を、直前まで終わらなかった仕事に充てる」「出張に絡めて『ワーケーション』や年休を取得する」といったケースはNG。「急きょ入った仕事を旅先で短い期間に限って進める」「旅先にいる期間を長めにして、休暇とテレワークを行う」、「セーフティネット型」と「長期滞在型」をOKケースとし、仕事と休暇のメリハリをつけることを重視しています。(Itpro 2017/8/22記事より)

「ワーケーション」ではその受け入れの動きも見られています。和歌山県ではITを活用して白浜温泉街などの観光地で仕事と休暇をしてもらおうと、「ワーケーション」をPRした企業誘致に力を入れています。東京都内で「ワーケーション」に関するフォーラムを開催し、和歌山県知事や白浜町町長も出席。パネルディスカッションも行われました。

そもそも欧米などの海外には休暇中に仕事をする「ワーケーション」の考え方がありましたが、日本ではまだ広く認知されていません。忙しい日本人にとってはまとまった休暇を取ることが難しく、このような働き方が可能になれば、急な仕事が入って予定していた旅行がキャンセルになるようなこともなくなります。ただし、休暇を満喫するためには、仕事と休暇のメリハリをつけることが必須。働き方改革でもテーマとなっているテレワークやワークライフバランスの推進も絡み、今後の動向が注目されます。

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