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人事マネジメント「解体新書」第52回
2012年 これからどうなる!?「人事」と「人事部」(後編)
~「人事部」に求められる役割と10の施策・キーワード

「前編」で示した方向性を受けて、この先「人事部」はどのように課題に取り組んでいけばいいのか、また、人事部の果たす役割の変化とともに注力すべき施策や、注目されるキーワードについて解説していく。

人事部に求められる「役割」が変化してきた

◆仕事を通した「達成感」「成長の実感」が求められるようになってきた

「前編」では、経営に求められているスピード対応のために、これからは適材適所を実現する人材ポートフォリオの構築が求められていること、人材育成においてはプロセスを重視した「見える化」の仕組みを作って、現場でPDCAを回していく取り組みが大切であることを述べた。それでは、このような課題の下、人事部はどのように働きかけていけばいいのか?まずは、人事部に求められている「役割」について考えてみることにしよう。

経営資源としての「ヒト」は、「モノ」や「カネ」とは違う。同じヒトでも、働きがいを持って仕事をしている時と、そうでない時とでは成果も大きく異なる。それだけヒトは、ケアが必要な経営資源と言える。だからこそ、経営、とりわけ人事部は、ヒトに対して「働きがい」を持ってもらえるようなアプローチ、取り組みを行う必要がある。

「働きがいをどのように持ってもらうか」は、人事部の永遠のテーマでもある。事実、それは歴史とともに変化してきたように思う。かつては、カネやポストが働きがいの源という時代もあったが、現在では若い人たちを中心に、仕事を通した達成感や、自分自身の成長が感じられることを優先する人が多くなっている。

◆「働きがい」をいかに仕事の中に作り込んでいくか

とはいえ、それらにつながる魅力的な仕事を、会社の中で常に提供できるとは限らない。また、等しく皆に提供できる類のものでもないだろう。よく会社の中の仕事について、コア業務とノンコア業務、企画の仕事とアドミニの仕事という比較でやりがいを論じることもあるが、ここではそういうことを言っているのではない。大事なのは、達成することの喜びと、成長を実感できる喜びを、いかに目の前にある仕事の中に作り込んでいけるか、ということだ。

困難は伴うかもしれないが、今の仕事に働きがいを持てない人でも、「これを達成できれば、能力やスキルを身に付けることができる」「この経験は、今後仕事で大きな力を発揮するための準備である」ということを実感できるような仕事にしていくことが重要だ。この場合、当人と現場の上司はもちろん、人事部が積極的に関与していくことが期待される。あるいは、異動や配置転換という形で、新しい仕事やポジションに就いてもらい、新たな目標にチャレンジしてもらうといった方法も考えられる。

社内の仕事と人員を一番よく把握しているのは、人事部である。だからこそ、そのような俯瞰した視点を持ち、なおかつ個別対応的な協働作業を行っていくためには、人事部の存在が不可欠。働きがいのある仕事を提供していくためにも、現場を巻き込み、その支援を行っていくことが、これからの人事部に求められている。

◆「働きがい」と「働きやすさ」のバランスを考える

近年は「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)」の重要性が叫ばれており、「働きやすさ」も、人事部が対応すべき大きなテーマとなっている。いくら「働きがい」のある仕事を提供できたとしても、人には長いライフステージの折々で、プライベートを優先させなくてはならない時がある。また、仕事と生活のバランスをどう取るかも、人それぞれで違ってくる。

「働きがい」だけを追い求めていくと、オーバーワークに陥ってしまう可能性がある。メンタルヘルス的に問題となってくる場合もあるだろう。その結果、社員が疲弊し、職場を去っていくという事態にもなりかねない。その意味で「働きやすさ」は、「働きがい」を“担保”するものと位置づけることができるのではないだろうか。

思うに、これまで人事部は、経営に対していかに貢献できる人材を提供できるか、そのために必要な施策は何なのかという課題を担ってきた。一方、働く人たちは近年、コミットメント経営の名の下、目標達成のために必死になって頑張ってきたわけだが、これからの時代、それだけではモチベートされないように思う。

自分は会社から必要とされている存在であると同時に、いかに大切にされているかを感じられなければ、せっかくの「働きがい」のある仕事も魅力が減少してしまう。働く人を尊重し、「働きやすさ」を考え、今まで以上に社員とのパートナーシップを持つことが、大切となってくるのだ。

では、社員に働きやすい職場と思ってもらうためには、どういう条件や施策が必要になるのだろうか?いろいろなアプローチが考えられるが、まずは働くために多様な選択肢を用意し、一人ひとりが柔軟に選べることが大前提としてあるのではないか。それがあって初めて、人は自分が大切にされていると感じ、働きやすい職場と感じることができる。

その先に絶対的な正解はないと思うが、突き詰めて言えば、働きやすい職場と働きがいのある仕事を、いかにバランスよく提供できるか、ということになろうか。その実現を働く人の“目線”で考えていくのが、これからの人事部の重要な役割と言える。

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東京都 商社(総合) 2011/12/27

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