上司と部下の間の「評価ギャップ」を解消するには――?
人事評価への納得性を高めるための
目標設定・フィードバック面接と運用法
株式会社河合コンサルティング代表取締役
河合 克彦
3. 目標設定時の問題を克服するための対策
次に、目標設定時の問題を克服するために、目標設定面接をどのように行ったらよいか、管理部門のグループリーダーである藤井君の個人目標を例に、お話します。
図表3の内容でも、何かやりたいことはわかるのですが、達成基準が明確に示されていないため、これでは達成度評価の時にギャップが生じかねません。そこで、高崎課長は個人目標設定面接で図表4のような指導をしました。高崎課長は、的確な質問により藤井君の考えていることを引き出しています。こうして、藤井君の目標は、最終的に図表5のようになり、内容や実施方法も具体的になりました。
目標項目 | 達成基準 | 実施方法 |
---|---|---|
後輩指導 | 業務遂行レベルの向上 | OJTの実施 |

目標項目 | 達成基準 | 実施方法 |
---|---|---|
戸田君への△△の仕事の指導 |
期末時点で戸田君が△△の仕事を以下の内容で、1人でできるようになっていること
|
|

人事の専門メディアやシンクタンクが発表した調査・研究の中から、いま人事として知っておきたい情報をピックアップしました。
会員登録をすると、
最新の記事をまとめたメルマガを毎週お届けします!