52.8%のアルバイト学生、もっと働きたい
アイデム人と仕事研究所 研究員 三宅航太
学生アルバイトでは実に52.8%が「労働時間を増やしたい」と回答
次に、現在の労働時間に対して「どのように感じているか」を聞くと、「現状のままでよい」が過半数を占めるものの、「増やしたい(+どちらかと言えば増やしたい)」との回答も4 割近くに上りました。種別で見ると、学生では過半数の52.8%が、主婦と一般では共に34.6%が「増やしたい(+どちらかと言えば増やしたい)」と回答しています(図2)。
労働時間を増やしたい人が少なくないことが分かりましたが、働いている時間帯はどうなっているでしょうか。現在の勤務先で<実際に働いている時間帯>と、現在の生活の中で<働くことが可能な時間帯>(※実際に働いていなくても、“働ける余地”があればその時間帯を含む)について、すべて挙げてもらいました。
全体では、<実際に働いている時間帯>は「9~15時」で6割を超えています。また<働くことが可能な時間帯>は、「9~17時」で6割を超えています。<働くことが可能な時間帯>から<実際に働いている時間帯>を差し引くと、「8~19時」の時間帯では10ポイント以上の開きがあり、まだ働ける余地があると言えます。
<実際に働いている時間帯>を種別でみると、学生は「19~20時」が最多で78.7%、「17~21 時」で6割を超えています。主婦は「11~12時」が最多で84.6%、「9~15時」で6割を超えています。
一般は「13~14 時」が最多で74.9%、「10~17時」で6割を超えています。また、<働くことが可能な時間帯>では、主婦がほぼ「8~18時」に限られてくるのに対し、学生と一般では、それ以外の時間が主婦ほど低い回答割合にならず、幅広い時間帯に働く余地があることがうかがえます。(図3)
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