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人事辞典 掲載日:2021/03/10

【ヨミ】スーパーフレックスタイムセイド スーパーフレックスタイム制度

「スーパーフレックスタイム制度」とは、コアタイムを設けないフレックス制度のこと。フルフレックスタイム制度やフルフレックス、スーパーフレックスなどとも呼ばれます。フレックス制度では、コアタイムが設けられることが一般的ですが、スーパーフレックスタイム制度の場合は働く時間帯に制約がないため、より自由な働き方が可能になります。近年、多様な働き方へのニーズが高まっていることを背景に、スーパーフレックスタイム制度を導入・検討する企業が増えています。

スーパーフレックスタイム制度のケーススタディ

コアタイムのないスーパーフレックスタイム制度は
働く人たちにどう影響を与えるのか

近年、スーパーフレックスタイム制度が注目されている理由の一つに、多様な働き方を実現することで優秀な人材を確保したいという企業側の狙いがあります。超高齢化社会である日本において、生産年齢人口は減少の一途をたどっています。内閣府男女共同参画局の「令和2年版 男女共同参画白書」によれば、介護をしている人の離職割合は1~2割程度。2017年の介護離職者数は約9.9万人となっています。コアタイムを廃止することで、介護や育児と仕事の両立を実現しやすくなるため、優秀な人材が家庭の事情を理由に退職してしまうことを防ぐことができます。

スーパーフレックスタイム制度は、就業時間が自由な点で裁量労働制と類似していますが、大きな違いとして賃金の支払い方法が挙げられます。スーパーフレックスタイム制度などのフレックスタイム制度は実労働時間で賃金の計算が行われます。一方、裁量労働制では実際に働いた時間に関係なく、労働者と使用者との協定においてあらかじめ定められた労働時間に基づき、賃金を支払われます。

2020年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響からテレワークを導入する企業が増えましたが、スーパーフレックスタイム制度とテレワークの組み合わせは、長時間労働を助長させてしまうこともあるので、注意が必要です。いつでもどこでも自由に働けることは、仕事量の増加へとつながる可能性があるからです。また、働く時間が異なることで従業員同士のコミュニケーションが取りにくくなる可能性もあります。

スーパーフレックスタイム制度を導入する際は、勤怠状況を可視化したり、チームのコミュニケーションを活性化させたりすることで、従業員の心身の健康により配慮する必要があるでしょう。

・関連記事
フレックスタイム制

・参考
令和2年版 男女共同参画白書(概要、内閣府男女共同参画局)

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