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人材確保のために他社より高い採用時の賃金設定はどこまで有効か?

小野山哲朗(おのやまてつろう)

働きぶりによって、賃金や待遇に差が生じることに、パート・アルバイトはどう感じているか?

また、働きぶりによって、同僚と賃金や待遇に差がつくことについてどのように感じるかを聞いたところ、同僚との間に賃金や待遇の差が生じることは、人間関係等に影響が及ぶ可能性も考えられるが、「良いと思う」「どちらかと言えば良いと思う」が合わせて61.9%と6割の方が肯定的に捉えています。

■働きぶりによって、同僚と賃金や待遇に差がつくことについて

パ-ト・アルバイトを評価することを企業はどう考えている?

一方、企業に対して、パート・アルバイトを評価することは有益かについて調査を行ったところ、「とても有益である」31.6%、「どちらかと言えば有益である」63.7%と、合わせて95.3%の企業が有益だと回答しました。

■パート・アルバイトを評価することは有益か

具体的にどのように有益だったかと聞いたところ、「本人のモチベーションが向上した」54.6%をはじめ、下記のような結果になりました。

■具体的にどのように有益だったか〈複数回答〉

入社後の働きぶりの評価を賃金・待遇に反映させる

パート・アルバイトの人件費が以前に比べて割高になったか否かについて「どちらとも言えない」と回答した58.4%の企業も、今後の労働市場の動き次第では、割高傾向に向かう可能性を秘めています。

しかし、人材確保を容易にするための他社よりも高い賃金設定は、企業業績・労働生産性を無視して単に人件費を増大させる恐れがあります。賃金は、入社後の働きぶりに対する評価を反映させた方が、モチベーションの向上・定着率のアップが図れるなど有効であることがアンケート結果から読みとれます。

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アイデム人と仕事研究所は、求人媒体を発行する株式会社アイデムの研究部門です。アイデムは1970年に創業して以来、「人材採用」の側面から、企業経営のサポートをしてまいりました。そうした活動のなかで人と仕事研究所は、「採用後の人材を活かし、企業力を高めていただく」ための、各種情報・サービスの提供を行い続けてきています。 パート・アルバイトの活用を目的に調査・分析を行う「パートタイマー白書」や、人事マネジメントの成功事例記事、募集時賃金を集計し、その動向を伝える各種レポートなど。いずれの情報・サービスも、求人媒体事業を通じ、大手企業とは異なる“中小企業の「人」に関する課題”をつかむアイデムならではの、実践的な内容を旨としています。
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●文/小野山哲朗(おのやまてつろう)
株式会社アイデム人と仕事研究所でキャリアカウンセラー(CDA)、社会保険労務士資格を持ち、企業・求職者向け研修の講師と企画に携わる。


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