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考課者訓練のポイント

弊社は社員数80名程の化学メーカーです。人事制度を年功的な内容から、成果主義要素を取り入れた制度へ段階的に移行中ですが、考課者(部長クラス)のレベルに大きなばらつきがあります。社員から不満が出ないよう考課者訓練の実施を検討していますが、考課者訓練を行う上でのポイントを教えていただければ幸いです。

投稿日:2006/09/06 16:14 ID:QA-0005940

*****さん
東京都/化学(企業規模 51~100人)

この相談に関連するQ&A

プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答3

プロフェッショナルからの回答

斉藤紀夫
斉藤紀夫
有限会社ライフデザイン研究所 代表取締役

考課者研修のポイント

いろいろな企業で「考課者研修」をしています。どの会社でも、考課者のレベルがばらばらでなかなか客観的な評価ができない、と言われます。まず、ばらつきはなかなか同一レベルにはできないと思います。それは、評価の基本は「好き・嫌い」にあるからです。したがって、考課者研修では、各管理者の好き嫌いという評価の基準を探っていくのが重要だと思います。最近のキーワードでは、好き嫌いの基準は「価値観」といわれるようになりました。ケーススタディなどでは、なかなかこの「価値観」にまで踏み込んだ考課者研修にはならないと思います。・・・宣伝になりますが、来月、当社が開催する「チーム・ビルディングセミナー」では、前期・後期の後期で「評価・振り返りの仕方」についてわかりやすく体験できると思います。日本の人事部のPR告知にて、ご案内しています。

投稿日:2006/09/06 17:19 ID:QA-0005942

相談者より

 

投稿日:2006/09/06 17:19 ID:QA-0032477大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

宮田 洋行
宮田 洋行
リアル・コンサルティング 代表

考課者訓練のポイント

考課者訓練についてはこれまで100回以上の講師経験があります。
その経験から思いつくままにポイントを挙げてみます。

・単なる評価セオリーの講義、事例演習で終わらせない
・そもそも論でなぜ部下の評価が必要なのか? 管理職の役割を再認識させる
・部下のC評価は上司のC評価となり得ることを理解させる
・現行あるいは改定後の人事制度の全体像およびそのなかの評価制度の狙いを理解させる
・定性評価の限界と、これを克服する部下との信頼関係の構築(フィードバックスキル)の重要性を強調する
・根拠に基づいた評価の重要性を認識させる

定性評価はもちろんのこと定量評価といえども客観性より納得性が問われます。

納得感を得るには貴社で日々見られる社員の行動や成果を「貴社として」どう評価するのか、貴社の基準づくりが最も重要となります。

最後に制度論になりますが評価者からみて納得性が低い評価制度であれば、被評価者の納得性はさらに低くなることを付け加えてえておきます。

投稿日:2006/09/06 22:13 ID:QA-0005948

相談者より

 

投稿日:2006/09/06 22:13 ID:QA-0032481大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

川勝 民雄
川勝 民雄
川勝研究所 代表者

考課者訓練の実効性

■<社員から不満が出ない>ためには、<社員が求めるもの>が満たされなければなりません。人事制度において、<社員が求めるもの>は次の5点に集約されます。
① 自分は何によって評価されるのか?
② 評価結果はどのように処遇に反映されるのか?
③ 反映手順は公正か?
④ 自分はルール通り処遇されているのか?
⑤ 納得できる説明は受けられるのか?
■これらを満たすためには、「人事制度」、「評価の仕組み」、「評価者レベル」、「フィードバック」の4つの連動する分野で、上記の諸点に対する答えを出さなければなりません。ご相談の考課者研修も評価者レベルの分野での重要なステップです。然し、それ単体では、研修効果の測定もできないため、やらないよりましといった程度のものに終わってしまうでしょう。考課者研修を実効あるものにするためには、評価ブレをなくすための評価基準書の準備、実在部下を対象とした実戦評価、評価能力に問題のある考課者自身に対する評価制度なども、併せて制度化することが欠かせないと考えます。

投稿日:2006/09/07 20:05 ID:QA-0005959

相談者より

 

投稿日:2006/09/07 20:05 ID:QA-0032486大変参考になった

回答が参考になった 0

回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。



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