妄想的な独り言が多い社員への対応方法について
弊社の社員についてです。
独り言が多い社員がいて、周囲からも「怖い」といった声が上がっています。
独り言の内容も妄想?的なものが多く誰かに監視されている、3人から被害届を出されている、警察にマークされているといったものです。
普段話をしているときは普通に会話もできており、仕事自体も真面目にやってくれていますが、業務中の自席での独り言が多くまた内容も怖いので困っています。
ネットなどで調べたところ統合失調症などに症状が似ている気もします。
一度面談にて本人にそれとなく独り言の話やストレスなどかかっていないか、仕事量や、周囲とのコミュニケーションなど問題ないか、困っていることはないか確認しましたが、本人は大丈夫とのこと。
なにかしらの病気も疑われるため本人にも受診を勧めたいと思うのですが、
どのように進めていくのがいいかご教示をいただきたいです。
またその他気を付けることなどあればそちらも併せて教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
投稿日:2025/12/25 16:36 ID:QA-0162527
- jinji77さん
- 東京都/医療機器(企業規模 31~50人)
本Q&Aは法的な助言・診断を行うものではなく、専門家による一般的な情報提供を目的としています。
回答内容の正確性・完全性を保証するものではなく、本情報の利用により生じたいかなる損害についても、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
具体的な事案については、必ずご自身の責任で弁護士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
ご回答申し上げます。
ご質問いただきまして、ありがとうございます。
次の通り、ご回答申し上げます。
本件は、業務秩序・職場環境への影響と本人の健康配慮の両面から、極めて慎重な対応が求められる事案です。結論から申し上げると、病名の推測や断定は厳禁であり、「業務上の行動」と「職場環境への影響」に限定して段階的に対応することが重要です。
1.基本的な考え方(大前提)
会社は診断や病名を決める立場ではない
「統合失調症のようだ」などの表現は差別・ハラスメント・不法行為リスクが高い
問題視すべきは独り言の内容そのものではなく、業務への影響・周囲の不安である
2.現時点で適切な対応ステップ
(1)記録の整理(必須)
まず、以下を客観的事実として記録してください。
独り言が発生する頻度・時間帯
周囲の社員が業務に支障を感じた具体例
「怖い」「不安」との申告内容(主観ではなく事実として)
※「妄想」「異常」などの評価語は避け、「〇月〇日、〇時頃、自席で警察に監視されている等の発言が複数回聞こえた」など事実のみを記載します。
(2)再度の面談(業務・職場環境に限定)
次回面談では、健康や病気の話を前面に出さず、以下の枠組みで行います。
「独り言の内容について、周囲が不安を感じている声が出ている」
「業務に集中しづらい、職場の雰囲気に影響が出ている」
「業務中は私語や独り言を控えてほしい」
あくまで業務指示・職場秩序の話として伝えます。
(3)受診勧奨の方法(極めて慎重に)
受診勧奨は可能ですが、強制・病名示唆は不可です。
適切な伝え方の例:
「最近、職場で緊張や不安を感じていないか心配しています。
念のため、産業医や専門家に相談する選択肢もありますが、どうでしょうか。」
ポイント:
「病気」「精神疾患」という言葉は使わない
本人の選択肢として提示する
可能であれば産業医面談(意見聴取)を先行させる
3.配置・環境面での配慮(合理的配慮)
本人の業務遂行に問題がない以上、直ちに不利益措置は不可ですが、以下は検討可能です。
座席変更(周囲との距離確保)
一時的な在宅勤務・個別作業への切替
業務中の発言ルールの明確化
※「問題社員扱い」にならないよう、業務上の合理性を明確にします。
4.やってはいけない対応(重要)
病名の断定・指摘
「病院に行かないなら処分」等の圧力
周囲社員への情報共有(噂・憶測)
いきなりの配置転換・懲戒処分
5.リスクが高まる兆候がある場合
以下が見られる場合は、速やかに専門家(産業医・顧問弁護士等)と連携してください。
被害妄想が業務指示拒否・攻撃的言動に発展
周囲への危害を示唆する発言
明らかな業務遂行能力の低下
6.まとめ
本件は「治療をさせる」ではなく、
(1)職場環境の維持 → (2)本人への配慮 →(3)専門家への橋渡し
という順序が最も安全で現実的です。
ご対応にあたっては、記録の整備と表現の慎重さが最大の防御策となります。
以上です。よろしくお願いいたします。
投稿日:2025/12/26 10:29 ID:QA-0162549
相談者より
わかりやすいご回答ありがとうございます
非常に参考になりました。
投稿日:2025/12/26 15:02 ID:QA-0162564大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
回答いたします
ご質問について、回答いたします。
伝え方の重要な点として周囲への影響を事実ベースで伝えることが大切です。
本人が大丈夫と答えている以上、病気への指摘ではなく、独り言が職場の平穏
を乱しているという客観的状況を丁寧な言葉でお伝えください。
その際、特定の病名を口にすることや、妄想の内容を深く問い詰めることは避け、
否定も肯定もせず聞き流す配慮が必要です。
まずは話を聞き、その上で専門家への相談を促す流れが望ましいと言えます。
投稿日:2025/12/26 10:30 ID:QA-0162550
相談者より
ご回答いただきありがとうございます。
伝え方に関して気を付けて対応して参ります
投稿日:2025/12/26 15:03 ID:QA-0162565大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
対応
病気について会社が関与することは認められませんので、絶対に病名などには触れることなく、業務遂行上の問題点のみ指摘して下さい。
独り言で、業務を妨げているので、体調が悪ければ治療を受けるなど対応すること。
しないまま現状が続けば処分になるので、という相談ベースが良いでしょう。
圧などかけないよう、充分注意してください。
投稿日:2025/12/26 11:01 ID:QA-0162554
相談者より
ご回答ありがとうございます。
周囲に対する業務の妨げになっているといった観点から話してみたいと思います
投稿日:2025/12/26 15:04 ID:QA-0162566大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
日本の人事部Q&Aをご利用くださりありがとうございます。精神疾患が発症する要因は多様かつ複雑で、また当方は臨床医学の専門家でもありませんので、ご質問の文面から得られる情報に限定した上で、人事管理を中心としたアドバイスをさせて頂きます。
(1).客観的事実の収集
メンタル不調や精神疾患の多くは本人の自覚症状が乏しく、周囲が異変に気づいて発覚するケースが少なくありません。そこで職場の関係者に、ご本人の日頃の言動についてヒアリングしてみてください。ただしあらぬ風評によって本人が迷惑を被ることのないよう、ヒアリングは役職者に限定し、守秘義務を念押しした上で慎重に行う必要があります。
(2).精神状態の程度の判定
(1).で収集した情報をもとに、貴社の衛生委員会で精神状態の程度について協議します。委員会メンバーの産業医から、産業医学にもとづく専門的見解なども伺うことができるでしょう。すでにご本人と面談を行われているそうなので、もし貴社でストレスチェックテストを実施しているのであれば、診断結果の開示が可能か、ご本人に相談してみるのも一考の価値ありです。
(3).想定されるリスクの検討
衛生委員会や事業部長、人事部門などと、ご本人の精神状態の程度が経営管理上のリスクに発展する可能性を検討します。ご参考までに検討事項の一例をあげておきます。
・貴社の安全配慮義務~精神疾患から労災事故に至る可能性、同僚への危害やストーカー行為あるいはハラスメント行為に発展する可能性等
・第三者に対する使用者責任~顧客や取引先に対する不適切な行為、社用車による悪質な交通事故、その他第三者に対する迷惑行為の可能性等
・自社の社会的信用失墜行為~業務上横領、情報漏洩、SNS等による貴社や貴社の関係者あるいは第三者に対する誹謗中傷を行う可能性等
(4).上記の結果を踏まえた対応の協議
現時点のご本人の言動が、貴社における経営上のリスクに発展する可能性が低ければ、本人への対応は経過観察に留め、むしろ職場で飛び交う噂の沈静化に動くべきでしょう。どうしても独り言がうるさいのなら、オフィスの席替えや吸音パーテーションの設置などで対処する方法もあります。
もしリスクが顕在化しそうなら、本人の言動を注視しつつ、リスクが顕在化した場合に、貴社としてどのような対応が適切なのか、その先の段取りを検討すべきです。事故を起こさせないような物理的な仕掛け、あるいは運用ルールの見直し、事故発生時の延焼防止策などを具体的に詰めておく必要があります。
(5).その他特記事項
本件に関して人事部門が優先的に考えるべきことは、異常な言動が先天的要因によるものだった場合に、貴社の労災事故に転嫁されないようにすること、また他の従業員に対する安全配慮義務の履行です。
従ってご本人の言動に増悪が見られる場合には、会社としてご本人に自宅待機および精神科あるいは心療内科の受診を命じることも想定しておかねばなりません。もっとも現時点では性急に問題を解決しようとせず、中長期的なスパンで腰を据えて対応してゆく必要があるのではないかと思料いたします。
以上となりますが、ご質問者様のご参考になれば幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
投稿日:2025/12/26 13:52 ID:QA-0162560
相談者より
ご回答ありがとうございます。
まさに想定されるリスクに関して不安な点もあったのでとても参考になります。
投稿日:2025/12/26 15:05 ID:QA-0162567大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
業務上の独り言が、
就業規則上の服務規定などのどこに抵触しているのか確認してください。
そのことを根拠として、
本人に対して、注意・指導をしてください。
その際に、本人としても原因不明等あれば、
念のためということで、医師の診断を勧めてください。
投稿日:2025/12/26 15:35 ID:QA-0162570
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、はっきりと聞こえているのであれば、それとなくではなく事実関係を明確にされるべきといえるでしょう。
つまり、たとえ独り言であっても、周囲の従業員に不快・不安等を抱かせるものであれば、会社には労働安全衛生法上の職場環境を整える義務がある事から内容についてきちんと確認される必要があるものといえます。
仮に本当に警察から監視されている等と当人が感じているという事であれば、犯罪の認識は無くとも何らかのトラブルについて身に覚えが有れば弁護士等に相談され解決を図られるよう促されるのが妥当ですし、特に身に覚えがないようであれば心療内科の受診を勧められるべきといえるでしょう。
いずれにしましても、使用者としての責任を果たす上で中途半端な対応は避けるべきです。
投稿日:2025/12/27 13:34 ID:QA-0162592
人事会員からの回答
- オフィスみらいさん
- 大阪府/その他業種
周りに対する暴言や暴力、八つ当たり、イライラして物を投げる、ハラスメント行為に及ぶといったわかりやすい言動があれば、退職・転職を勧める、究極は解雇といった道筋にはなるでしょうが、独り言(内容はともかく)が多く、周囲から「怖い」といわれてはいても、普段話をしているときは普通に会話もでき、仕事自体も真面目にやっているという点は評価できます。
独り言が多く、周囲から「怖い」といわれてはいても、それが受診を勧めるための合理的な理由となり得るかは難しいところ、なぜ受診しなければいけないのかと返されたときに、本人が納得する理由を提示できるかどうかです。
受診を勧めるのは自由ですが、実際に受診するか否かはあくまで本人の自由、本人が拒否した場合はそれまで、対応を誤れば人権問題・差別問題に発展する可能性も否定はできません。
ネット情報では統合失調症などに症状が似ているというのは偏った診方、先入観でしかなく、医師でもないものが軽々に判断すべきではございません。
どんな独り言であろうと、業務に支障がなければ、また言ってるわと軽く受け流す寛容さも有りではないかと考えます。
投稿日:2025/12/29 08:37 ID:QA-0162597
本Q&Aは法的な助言・診断を行うものではなく、専門家による一般的な情報提供を目的としています。
回答内容の正確性・完全性を保証するものではなく、本情報の利用により生じたいかなる損害についても、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
具体的な事案については、必ずご自身の責任で弁護士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。
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