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思い切った事業の構造改革によって生み出された
働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」

株式会社チームスピリット 代表取締役社長

荻島 浩司さん

「タイムマネジメント」支援ツールとしての充実を目指す

 経営者として、どのようなことを大切にされていますか。

私は「エンパワーメント」と言っていますが、一人ひとりがやりたいことをできる環境をつくるのが、とても重要だと思っています。毎年倍々ゲームで成長していく企業では、従業員それぞれの仕事の役割や、細かいルールをどんどん変化させなければなりません。ルールがないと動けない、指示がないと働けない人では困るわけです。社員が自分の意思で動いて、会社も成長していく形をつくっていきたい。

そのために重視しているのが情報共有です。現在の社員数は60人強ですが、売上をはじめ、役員会で話し合うようなすべての経営情報を共有しています。非公開なのは一人ひとりの給与ぐらい。良いことも悪いことも、すべて共有します。悪い情報に対して何をしなければいけないのかは、現場の社員がわかっているはず。私たち経営陣が指示するのではなく、会社の状況を理解して、やるべきことを自分たちで判断して自発的にやってもらう。そういう組織を常に目指しています。

 企業として、また「TeamSpirit」のサービスプロバイダーとして、今後どのような方向を目指されるのでしょうか。

基本的には現在の方向性で進んでいきますが、その上で「TeamSpirit」を「タイムマネジメント」を支援するツールへと発展させていきたい。今もそのための機能はあるわけですが、それをさらに強化したいと考えています。

「働き方改革」というと、どうしても長時間労働是正、残業削減といった話に終始しがちです。しかし、仕事は働く人にとって一種のアイデンティティーになっています。それなのに「労働時間は一日何時間まで」といった制限があるのは、おかしな話だと思います。やらされ感ではなく、前向きに取り組んでいる人にとっては、長く働きたいときがあって当然なんです。その一方で、子育てや介護にどうしても時間をとられてしまう人たちもいます。それ以外にも家庭のための時間を大事にしたい人、自己啓発のために勉強時間を確保したい人などもいるでしょう。

つまり、働き方には非常に多様性があって、多様性を受け入れるには、何を目標にしてどういう働き方をするかを真剣に考える「タイムマネジメント」が重要になってくるのです。一日をどう使うかだけでなく、何歳までに何をするかといったことも、広い意味での「タイムマネジメント」といえます。一人ひとりが自分の目標を認識し、会社もそれを理解して、多様な人々が働ける社会をサポートできるツールにしていきたいですね。

また、技術的な面に関しては、人工知能(AI)やIoTも組み込んでいく必要があると思っています。ただ、私たち自身がAIを開発するとか、IoTに必要なデバイスを作るといったことは現実的ではありません。そういった技術や製品を持っている企業と連携していくことになると思います。協業によるエコシステムです。私たちが集める働く人のビッグデータとAIのディープラーニングを組み合わせることで、育成や配置など、さまざまな人事の可能性が広がるはずです。もうすでにいくつか取り組んでいる案件もあります。

 現在の人事関連業界をどのようにご覧になっていますか。

これからの時代は、働く人の創造性がますます重要になってきます。日本には、製造業的な労務体系の企業が多いと感じますが、GDPに占める割合は、すでにサービス業が製造業を超えていますし、製造業自体もサービス業化しつつあるのが現状です。つまり、これからは工場などの設備ではなく、ますます「人」が重要なリソースになっていく。人事は単に人を管理する部署ではなく、そのリソースを生かして経営戦略を担う部門にならなくてはいけません。今の、そしてこれからの人事に求められるのは、そういう意識でしょうね。人事に向けてサービスを提供していく業界も同様です。それぞれの人材が多様性を保ちながら、最適な働き方ができる枠組み、仕組みをつくることが求められると思います。

 最後に人事向けサービス、特にITサービス業界で働く若手人材の皆さんにメッセージをいただけますか。

ITサービスに関していえば、今は非常に良い時期です。新しいことを始めるハードルは確実に低くなっていますし、クラウドやAIという波も来ています。クラウドは私たちが取り組み始めて10年ですが、ようやく最近市民権を得たところで、本番はまだまだこれから。AIはさらにその先の技術です。ぜひ積極的にチャレンジしてほしいですね。リスク管理の立場からいっても、今は「やらないリスク」が重視されるようになっています。実際、企業の倒産も失敗を恐れて何もやらないことで、市場の変化に取り残されてしまった、という理由が多いんです。年齢は関係ありません。もし、新しいサービスを立ち上げたいと本気で考えているなら、今すぐに始めたほうがいい。それをお伝えしたいと思います。

もう一つ付け加えると、働き方改革、生産性向上という言葉をよく聞きますが、私は個人の仕事の能率を一割、二割と上げていくことが真の生産性向上ではないと思っています。本当に生産性を上げようと思えば、「企業の構造改革」が不可欠です。当社の例で言うと、従来は受託開発を手がけてきました。そこから自社の製品を開発し、独自サービスを提供するようになって、数パーセントどころか数十倍の生産性改善を実現したわけです。このような例はほかにもたくさんあります。そのために必要なのが創造性であり、イノベーションを起こすことです。「TeamSpirit」は、そういった働く人たちの創造性を伸ばし、支援していくツールへと進化していきます。2017年は、こうした考え方に共鳴してもらえる多くの企業と、エコシステムをつくっていくための土台となる組織「働き方改革研究所」も設立しました。2018年春からは一般社団法人として、より幅広い活動を行っていきます。私も世の中の構造を変えるために、今から動き出したいと思っています。

(2018年1月9日 東京・中央区のチームスピリット本社にて)

(2018年1月9日 東京・中央区のチームスピリット本社にて)

社名株式会社チームスピリット TeamSpirit Inc.
本社所在地東京都中央区京橋二丁目5番18号 京橋創生館4階
事業内容働き方改革プラットフォーム
設立1996年11月

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

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日本を代表するHRソリューション業界の経営者に、企業理念、現在の取り組みや業界で働く後輩へのメッセージについてインタビューしました。

この記事ジャンル HRテクノロジー

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