企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了
※登録内容はマイページで確認・変更できます

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ
となりの人事部人事制度掲載日:2019/03/18

人生100年時代をどう生きるか?
ソニーによるベテラン社員の
キャリア支援施策
「キャリア・カンバス・プログラム」

大塚康さん(ソニー株式会社 人事センター EC人事部 統括部長)、山下弘晃さん(ソニーコーポレートサービス株式会社 人事センター EC人事部 キャリアサポート課 キャリアサポートマネジャー)

現在、多くの企業が社員のキャリア開発に取り組んでいます。しかし、その多くは若手・中堅社員を対象としたもの。ベテラン・シニア社員のキャリア支援を行っている企業は、まだ少ないのが実状です。そんな中、人生100年時代を生きる社員がライフプランを主体的に考え、実行に移せるよう、ソニーではベテラン・シニア社員のためのキャリア支援施策「キャリア・カンバス・プログラム」を開始しました。同社の創業以来の理念「自分のキャリアは自分で築く」を具現化した取り組みは、「HRアワード2018」企業人事部門 最優秀賞を受賞。その施策の内容と成果を、人事部の大塚康さん、山下弘晃さんにうかがいました。

プロフィール
大塚 康さん
大塚 康さん
ソニー株式会社 人事センター EC人事部 統括部長

(おおつか・やすし)/1992年にソニー稲沢株式会社(現社名:ソニーグローバル&マニュファクチャリングオペレーション株式会社)へ入社。その後、ソニー株式会社オーディオ人事部、同社HQ人事部を経て、2016年よりEC人事部統括部長を務める。

山下 弘晃さん
山下 弘晃さん
ソニーコーポレートサービス株式会社 人事センター EC人事部 キャリアサポート課 キャリアサポートマネジャー

(やました・ひろあき)/ 1983年にソニー株式会社へ入社し、1989年よりSony Electronics Inc (USA) 赴任。帰任後、ソニー株式会社情報システム部、テレビ総合企画部などを経て、2008年に人事部へ配属。2015年より、ソニーコーポレートサービス株式会社EC人事部キャリアサポート課。

残りの「10年」を、社員自身が自律的に描くために

まずは、ベテラン・シニア社員のキャリア支援に取り組まれることになった背景について、お聞かせいただけますか。

大塚:ソニーには、グループ全体で約11万7,000人の社員がいます。ソニー単体での現在の平均年齢は約43歳。新卒採用に加えて中途採用にも力を入れていますが、バブル期に入社した層がちょうど50代にさしかかっていることもあり、ベテラン社員の割合が大きくなっています。技術の進歩が激しく、またお客様の期待も多様化する中、若手・中堅社員にはこれまで以上の役割と責任を担っていただきたいのですが、一方で増えていくベテラン社員の活性化も大きなテーマです。これは、どの組織も抱えているジレンマだと思います。このようなベテラン・シニア社員に対して、会社としてサポートができないかと考えたのが、取り組みのきっかけです。

50代の社員は、どんなことに悩み、何を感じているのでしょうか。

大塚:人によって感じる悩みはさまざまですが、例えば再雇用を選ばず60歳で定年するとして、50歳の時点で残り10年。だんだん終わりが見えてくる中で、残り10年を無難に過ごすのか、新しいことにチャレンジしたいと思うのか。チャレンジするにしても、ソニーの中で別の仕事をしてみるのか、退職して全く新しい場所で再スタートをきるのか。さまざまなことを考える時期だと思います。これまでの経験がある分、20代のころのようには挑戦できないかもしれませんが、50代になっても心の中に「挑戦したい」という願望がある人は、意外に多いと思うんです。

これまでは自分や家族のためにがむしゃらに働いてきた人でも、年を重ねるうちに「後進のために何かしたい」という意識が芽生えることもあります。世の中やこれまで長い時間を過ごしてきた会社、後輩たちのために働くことに、意味を見出し始めるケースも少なくありません。

山下:人事に来る前、私はエンジニアでした。50歳のエンジニアを客観的に見ると、彼らを取り巻く技術は大きく変わり、現在は入社以降に習得した技術や、専門性ではなくポータブルスキルを活かしながら活躍されていると思います。

世の中が激しく変化する時代、10年後に何が起きるかなんて、誰にも分かりません。「人生100年時代」などといわれますが、ベテラン社員に限らず、多くの人が未来が見えないことに不安を感じています。プライベートな内容が含まれていることもあり、職場でも相談しにくく、モヤモヤした気持ちが続く、というのがリアルな50代の悩みだと思います。

そんな悩みを抱えるベテラン・シニア世代に向けて、貴社ではキャリア支援施策「キャリア・カンバス・プログラム」を開始されました。このプログラムには、どのような思いが込められているのでしょうか。

大塚康さん(ソニー株式会社 人事センター EC人事部 統括部長)

大塚:会社の利益を最大化するためではなく、このプログラムでベテラン・シニア社員の皆さんに充実したライフ・キャリアを過ごしていただきたいと思っています。経験を積んだ社員が、いきいきと働けるよう支援したいのです。「キャリア・カンバス・プログラム」のキーワードは「自律」です。会社に言われたように人生を送るのではなく、自律的にキャリアを広げられるよう、自分の道を自分で考える。100年の人生を楽しく生きるために、会社をうまく使ってほしいのです。会社がそこまで立ち入る必要はないとの意見もありましたが、せっかくソニーに入社して、長年働いてくれたのですから、彼らの人生に積極的に関わっていきたい。こうした思いから、一連の施策を導入しました。


記事のオススメ、コメント投稿は会員登録が必要です

となりの人事部のバックナンバー

ライオン株式会社:
人事部門が社員を「学ばせる」研修はもう終わり
自律的な学びを後押しする「ライオン・キャリアビレッジ」の効果とは
eラーニングなどの仕組みを作っても、使われなければ意味がありません。Edテックという概念もあるように、昨今は学び方が多様化していますが、ベースになるのは本人の主...
2020/08/07掲載
株式会社オカムラ:
人事部だけでなく社員全員が参加して現状を変えていく
働き方改革を自分ごと化するオカムラの「WiL-BE」
働き方改革は、誰が旗振り役を担うべきなのか? そう問われれば多くの人は「人事だ」と答えるでしょう。しかし現実には、人事が知恵を振り絞って制度を導入しても、現場で...
2020/07/22掲載
株式会社村田製作所:
応募者の入社意欲や面接満足度をどう高めればいいのか
テクノロジーで採用面接のコミュニケーションを“見える化”した村田製作所の取り組み
人材の採用難が深刻化する中、採用力強化に直結する「面接力の向上」を課題とする企業は少なくありません。しかし、面接官と応募者が閉じられた空間で対面し、定性的なレビ...
2020/02/25掲載

関連する記事

タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第10回】
複線型キャリアをあえて選択した「私」のキャリア論
令和という新時代。かつてないほどに変化が求められる時代に、私たちはどこに向かって、いかに歩んでいけばいいのでしょうか。これからの<私>のキャリア形成と、人事とい...
2020/08/27掲載編集部注目レポート
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第7回】
「新たな人事」にむけて: 新型コロナ対応でテレワーク中の社員に、人事が今こそ届けるべきメッセージとは?
令和という新時代。かつてないほどに変化が求められる時代に、私たちはどこに向かって、いかに歩んでいけばいいのでしょうか。これからの<私>のキャリア形成と、人事とい...
2020/05/25掲載編集部注目レポート
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第6回】
新型コロナ禍によるテレワーク、今こそ問われる「人事」のアダプタビリティとは?
令和という新時代。かつてないほどに変化が求められる時代に、私たちはどこに向かって、いかに歩んでいけばいいのでしょうか。これからの<私>のキャリア形成と、人事とい...
2020/04/22掲載編集部注目レポート
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第5回】
経験を積んだミドル・シニアは、どのようにして新しいことへチャレンジすればいいの?
令和という新時代。かつてないほどに変化が求められる時代に、私たちはどこに向かって、いかに歩んでいけばいいのでしょうか。これからの<私>のキャリア形成と、人事とい...
2020/03/26掲載編集部注目レポート
酒場学習論【第5回】銀座「バー嘉茂」とアイデアの創出・副業
夜の銀座。風格ある外観の路面店のバーに足を踏み入れる。カウンターに陣取れば、バックバーに居並ぶ銘酒の数々が目に飛び込んでくる。そんな店でオーダーするのは「ホッピ...
2020/02/20掲載編集部注目レポート

最新の人事部の取り組みやオピニオンリーダーの記事をメールマガジンでお届け。

事務職派遣を検討中の担当者様へ 「よくわかる人事労務の法改正」ガイドブック無料ダウンロード

記事アクセスランキング

注目コンテンツ

【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


採用はダイレクト・ソーシングの時代へ。 求められるのは企業の「自社採用力」。

採用はダイレクト・ソーシングの時代へ。 求められるのは企業の「自社採用力」。

リーマンショックで冷え込んだ中途採用市場は、ここ数年で順調に回復し、完...


ITエンジニアの「最適育成」と「最適配置」 ~スキル可視化が生み出した新しい可能性~

ITエンジニアの「最適育成」と「最適配置」 ~スキル可視化が生み出した新しい可能性~

ITエンジニアのスキルの細分化、高度化が進み、人事が知りたい「実務力」...