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転職にはタイミングが重要
不況時に、あえて転職すべきか悩む人材
リーマン・ショックの前後で大違い 転職再チャレンジを阻む、景気後退

就職、転職には「縁が大事」とよく言われるが、「タイミング」もそのひとつだろう。仕事内容や社風など、自分と相性が良いと思われる企業でも、ちょうどよいタイミングで人材を募集していなければ、縁がなかったということになる。そして、採用にはその時の景気が大きく影響する。着々とキャリアアップの準備を進めていても、たまたま不況期にぶつかってしまうと計画通りにはいかないケースも発生するのだ。

2年計画でキャリアアップをめざす!

「入社してちょうど1年経ち、おかげさまで仕事にも慣れてきました。内定をもらったのがリーマン・ショックの直前で本当に良かったですよ」

N社を訪問すると、1年前に転職をサポートしたBさんと廊下でばったり出会った。ほんの少しの立ち話だったが、Bさんが元気そうに働いているのがよく分かった。そんな姿を見ると、やはり嬉しくなるものだ。

「ここにきて、うちの会社の募集、かなり少なくなっていませんか? 私のような若手の中途採用は、ほとんど行っていないですよね?」

たしかにBさんの言う通りである。N社の求人は、ごくたまに専門的なスキルを持つ人材の募集が出る程度で、経験の浅い若手人材についてはリーマン・ショックの後、ぱたりとストップしている。Bさんはまさに「滑り込みセーフ」だったのだ。

「それでは、私はこれで失礼します」

急ぎ足で廊下を歩いていくBさんを見送りながら、私は最近、転職相談にのったYさんのことを思い出していた。

「ご無沙汰しています…」

実はYさんと会うのは、その日が初めてではなかった。2年ほど前に一度転職相談に来ていたのだ。

「たしか、資格を取ってから転職に再チャレンジしたいというご意向でしたよね」

Yさんは自信のある表情でうなずいた。

「そうなんです。レジュメにも書きましたが、簿記とTOEICの資格を取りました。前回は、経理の経験が少なくて、ほぼ未経験者に近い評価になってしまう、ということでしたので…。それから約2年、経理の実務経験を積み、資格も取れたので再チャレンジしたいんです」

Yさんは、すでに結婚していることもあって、「転職するなら年収とキャリアがアップする転職しかしない」という強い気持ちを持っていた。しかし、前回は実務経験が少ないこともあり、年収は良くて現状維持にしかならなかった。幸い、当時Yさんは経理部門に配属され、実務経験を積み始めたところだった。そこで、「経験値をもっと増やし、できれば資格も取ってキャリアアップ転職を目指しましょう」という話になったのだ。

タイミングも悪いし、年齢も心配…

「ただ、ちょっと心配なのは景気の影響なんです。ウェブでいろいろ情報を集めたのですが、求人自体も少なくなっているみたいですね。年収アップを狙える募集なんて、今あるんでしょうか…」

確かにYさんの心配はもっともだ。

「来年で30歳になりますし、2年間資格の勉強をしてきたので、私としては、もうこれ以上待ちたくないという気持ちが強いです。ただ、景気が悪い時期にあえて転職しない方がいいという意見もありますし…」

もともと2年前にYさんが転職を考えたのは、勤務している企業が大手の子会社で、そこに新卒で入社した社員は一定以上の出世が望めない、という会社の風土に反発したからだ。

「部長以上は全員、親会社からの天下り。さらにここにきて、親会社の経営が厳しいので、課長クラスにまで出向や転籍の社員が増えてきているんですよ」

しかも、いつグループ再編が行われるか分からない状況が続いているという。

「今の不景気があと1年で終わると分かっていれば、待つこともできるのですが…。年収アップなど考えずに、2年前に転職しておいた方が良かったのでしょうか」

もちろん、景気がいつ上向くかなど、経済アナリストでも正確に予想することは難しい。また、就職活動は新卒の時以来というYさんは、年齢をかなり気にしていたので、私はその点を特に留意しながら、転職活動の基本的な考え方をもう一度説明した。

「30歳の大台に乗ってしまっても、中途採用の場合、1年や2年の差はそれほど重要ではないですよ。大事なのは“キャリア”ですから。焦って不本意な転職をすることだけは絶対に避けましょう。仕事内容と年収については妥協しない方がいいと思います。あとで後悔してほしくないですからね。特に、在職中の方は、条件を満たす転職先が見つかるまで、決して焦って先に退職しないことです」

おそらくリーマン・ショックの前ならば、Yさんに紹介できる求人は、「選り取り見取り」といえるくらいあっただろう。しかし、今は年収アップを確約できるかどうか分からない。

「大丈夫ですよ、どんな不況の時でも伸びている企業は絶対にありますから…」

そんな言葉で、私はYさんだけでなく自分も励ましていたのかもしれない。


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