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人事マネジメント「解体新書」第44回
2011年「モチベーション新時代」の到来!
~新しい「やる気」の形とは何か?それを、いかに引き出していくか?

多くの企業が成長戦略を描けていない経営環境下にあって、人的生産性や組織活性化という側面から、働く人のモチベーションをいかに高めていくかが大きな課題となっている。これも、資源の乏しい日本では、人が大きな財産であると考えるからだ。そんな中で昨年、モチベーションのあり方について注目されるビジネス書が発行された。ダニエル・ピンク氏が著した『モチベーション3.0~持続する「やる気」をいかに引き出すか(原題:Drive)』(講談社)。ビジネス誌などでも特集が組まれたので、ご存じの方も多いことだろう。いったい、ここで示されている「モチベーション3.0」とは、どういうことを言うのか?また、日本企業はどう受け止め、人事部門はどのように対応していけばいいのか?2011年のスタートにあたり、ピンク氏の提示する新しい「やる気」の形について、考えてみたい。

新しい「やる気」の形

モチベーションとは何か?

最初に、そもそもモチベーションとはどういうことなのかを、整理してみよう。一般的に、「やる気」や「動機づけ」と訳されることが多いが、要するに人間の行動を喚起し、方向付け、統合する“内的要因”のことである。そして、それには多くのアプローチが存在している。

モチベーションについては1950年代、アメリカで広く研究がなされ、マズローの「欲求段階説」、マクレガーの「X理論、Y理論」、ハーズバーグの「衛生理論、動機づけ理論」などが展開されたことはよく知られている。

●欲求段階説(マズロー)
人間の持つ内面的な欲求は、「第1段階:生理的欲求」「第2段階:安全・安定の欲求」「第3段階:所属・愛情/社会的欲求」「第4段階:自我・尊厳/承認の欲求」そして「第5段階:自己実現の欲求」に分かれ、低次の欲求が満たされていくと、徐々により高次の欲求を求めるようになる、という考え方

●X理論、Y理論(マクレガー)
マズローの欲求段階説を元にしながら、「人間は生来怠け者で、強制されたり命令されたりしなければ仕事をしない」とするX理論、「生まれながらに嫌いということではなく、条件次第で責任を受け入れ、自ら進んで責任を取ろうとする」Y理論があるとしている

●衛生理論、動機づけ理論(ハーズバーグ)
仕事に対する満足・不満足を引き起こす要因に関する理論。仕事に対する満足度は、ある特定の要因が満たされると上がり、不足すると下がるという単純なことではなく、満足に関わる要因(動機づけ要因)と、不満足に関わる要因(衛生要因)は別のものであるというもの

このようなモチベーション理論の前提となる事項に関しては、アメリカ人によく見られる性質や傾向であることが多い。そのため、日本人には必ずしも当てはまらないのではという“懐疑的”立場を採る人もいる。とはいえ、現在取り組まれているさまざまなモチベーション施策は、これら先人の理論をベースとしている。そもそも組織とは、多様なプロフィールを持った人間の集合体である。だからこそ、一人ひとりが思いを同じくし、やる気を向上させていかなければ、厳しい競争に勝ち残っていけない。それには、モチベーションをどう持ってもらうかが、大きなカギを握っているのは間違いない。

問題はバブル崩壊後、人と企業を取り巻く関係が大きく変化してきたこと。実は、モチベーションのあり方も、こうした側面に大きな影響を受けている。2011年という新しい年を迎え、働く人たちは何によってやる気になるのか、動機づけされるのか――。人事担当者にとっては、その背景やプロセスを理解することが重要なテーマになってきているように思う。そんな問題意識を抱えている時に出版されたのが、ダニエル・ピンク氏の『モチベーション3.0』なのである。

バージョンアップしていくモチベーション

アメリカではベストセラーとなった本書だが、ピンク氏は人間のモチベーションを次の3つに分けて説明している。

●モチベーション1.0
食べたい、寝たい、といった人間の生存に関わる基本的な欲求、生理的な欲求に訴えかけてくるもの

●モチベーション2.0
報酬や罰金といった、信賞必罰に基づくアメとムチによる外部から与えられた動機づけのこと。金銭や名誉の獲得を目指す欲求。お金に基づく成果主義がその典型例である

●モチベーション3.0
「ワクワク感を覚える」「会社が楽しい」「成長したい」「仕事を通じて、世界や社会をよくしたい」など、単なる金銭欲求を超えた動機。自らの内面から湧き出す自発的な欲求のこと

一読して、分かりやすいと思った。そして、モチベーションの進化とこれからのあり方について、これで説明できるとも思った。ピンク氏は、先進国に多い創造力の求められる仕事において、「モチベーション2.0」的な成果主義では、人のやる気をうまく引き出せないと明快に言う。今後は、「モチベーション3.0」に基づく手法を用いなければ、企業の繁栄はあり得ないと。

なぜなら、お金で頬をはたくような成果主義的なやり方だけでは、仕事のワクワク感や成長できる環境は生まれてこないからだ。ここで示されているのは、まさに新しい「やる気(Drive)」の形である。実際、お金に基づく動機づけがうまく機能しなくなっている状況は、近年の日本企業にも当てはまるように思う。

*ダニエル・ピンク:ジャーナリスト。1964年生まれ。エール大学ロースクールで法学博士号取得。クリントン政権でゴア副大統領の主席スピーチライターを務めた。著書に「フリーエージェント社会の到来」「ハイコンセプト」などがある

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2011/02/22

わくわくしたいと思います。

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