出向者賞与戻入について

まず、出向先・出向元間の「出向契約書」の変更が必要

■ ご質問のポイントが、いま一つハッキリ掴めませんが、通常、当該出向に関わる費用の種類、金額、支払方法などは、出向先・出向元間の「出向契約書」において取り決められます。そして、出向者への賃金の支払者は、出向元（親会社）になります。
■ 他方、出向者に対する、出向中の賃金は、出向元において、就業規則なり、出向同意書なりで、合意が成立しているはずです。従って、両社間における「出向契約書」の定め以外のことをしようとされるのであれば、まず、親会社との契約内容を変更した上で行うことが必要です。
■ 親会社が、それを出向者に支給するかどうかは、別の問題です。通常は、本人との出向合意書に特約がない限り、本人へ支給する理由はありません（逆に、業績不振で出向契約通り、賞与が支払えない局面を考えればお分かりだと思います）。
■ 因みに、親会社が、「出向賞与戻入にも社員同様に加算して支払うべき」、「税務リスク」と仰っておられる意味も、一寸、理解しかねるところです・・・。

投稿日：2009/11/11 10:33　ID：QA-0018133

相談者より

早速、ご回答をいただきありがとうございます。相談内容が明確でなく申し訳ありませんでしたが、今回、親会社から「出向契約書」の変更なしに高圧的に戻入の増額を要請されました。ご指導いただきました通り、契約の有効性を理由に変更なくしては要請を受け入れられないと回答いたします。また、税務リスクについても親会社に何がリスクが伴うのか質問します。どうもありがとうございました。

投稿日：2009/11/11 11:21　ID：QA-0037098大変参考になった