面接代行・採用代行について
お付き合いのある企業より、採用代行を依頼出来るか打診されました。
具体的には、社員やアルバイト・パートを募集する際に、
●求人募集(広告の選定・採用スケジュール企画・母集団形成)
※クライアント社名で募集
●応募受付~1次面接
※最終面接・合否判定はクライアント
以上の2点について、アウトソーシング出来るのか。出来るのであれば、その条件をご教示ください。
尚、弊社は職業紹介事業者でありますが、今回は人材紹介ではなく、採用実務の代行(アウトソーシング)ですので、身分はクライアント企業のスタッフとして、クライアント企業名で求人を出し、1次面接を実施しようと考えています。
投稿日:2009/04/14 18:03 ID:QA-0015820
- *****さん
- 大阪府/HRビジネス(企業規模 6~10人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
代行行為と斡旋行為
■ご相談のアウトソーシング対象業務が、昨今、社会全体が、なにかと神経過敏になっている 「求人・休職」に関する業務なので、通常より一段のご確認を求められているものと理解しています。《 職業紹介事業 》 (俗称、人材紹介)とは、就職・転職の仲介を行う事業の行政における呼称です。ご職業上、今更申し上げるまでもなく、その根拠法は、職業安定法の第4条にあります。
■アウトソーシングは、外注や外製とも訳されますが、《外部委託》がより一般的な表現です。その本質は、《 外部 = Out の 資源活用 = Sourcing 》 にあります。ご相談の案件は、通常、「業務委託契約」と呼ばれる、民法上の 《 準委任契約 》 (法律行為以外の事務を行うことを受諾した者が自分の責任・管理のもとで、その事務の処理を行うことを約束する契約 = 第656条)であり、職業紹介事業に該当しないと考えます。
■結論として、《 アウトソーシングは、可能であり、条件については当事者間で決定 》 されればよいと考えます。なお、法律上の「(準)委任契約」は、特に、報酬を決めなければ、無償の委任行為となります。
投稿日:2009/04/15 12:09 ID:QA-0015831
相談者より
投稿日:2009/04/15 12:09 ID:QA-0036196大変参考になった
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