求職者・応募者を装った悪質な営業電話への対応
いつも拝見させていただいております。
初めて質問させていただきます。
現在、社内にて中途の採用業務を担当しておりますが、ここのところ、求職者・応募者を装って営業電話をかけてくる人材紹介等の会社が多く見受けられます。
個人名のみ名乗り、「求人情報を見て連絡をした。求人内容などについて、いくつか質問したいことがある」という形で採用担当者に繋ぐ電話が多く、最初は気づかず丁寧に返答をしていましたが、よくよく話を聞いてみると「人材紹介の会社で今聞いた内容にマッチする人を提案させていただく」といった内容のことを言われます。
その時点ですべてお断りをし、電話は切りますが、あまりにも件数が多く、また、中には本当の求職者の人からの問い合わせなどもあるため、無下な対応もできず…。
中には、最後まで営業電話であることは言わず、「今転職活動中で求人を見つけて気になったので電話をした。質問したいことがある」というようなことを言われ、電話後不審に思い電話番号を検索すると「人材紹介会社の営業電話である」という書き込みが出てきたこともありました。
(この場合は本当に求人を探していたのかもしれませんが…)
このような悪質な営業電話への対応に苦慮しており、採用HPに営業やセールスの電話・メール等はお断りする旨の記載をしようと思っております。ネットで検索していると『求職者と偽って営業電話を行うことは「特定商取引法16条」に抵触する可能性もある』、というような内容で営業電話を断る注意喚起の案内を出している企業もありました。問題無いようであれば抑止力として当社でも同じような文言で掲載したいと思っていたのですが、事業者間では該当しないという内容も見受けられ、どれが正しい情報なのかわからなくなってきました。
長くなり大変恐縮ですが、上記の対応方法や採用HPへの記載について、ご指南いただけないでしょうか。
投稿日:2024/11/11 15:55 ID:QA-0145447
- imyunaさん
- 東京都/建設・設備・プラント(企業規模 51~100人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
対応
営業活動を止めることは現実問題としては難しいと思います。
ご提示のように紹介業であることを隠してのアプローチなど、その企業姿勢を象徴するコンプライアンス、商道徳軽視の現れだと思います。一方、現実的対策は、募集情報や連絡先電話番号表記に紹介会社からの推薦は一切受けていない旨、記載するくらいでしょう。完全防止は無理でしょうが、それでも突撃するような人材会社を避けるためには、電話連絡時には「応募者本人であり、紹介会社ではない」ことをまず確認してはどうでしょうか。
それでもウソをついてくるような会社はあるかも知れませんが、完全に防ぐ方法は無いと思います。
一点、そもそも求人情報で電話問合せというのが必要なのでしょうか?業務によるでしょうが、一般的なビジネスパーソンが今どき電話で情報をやり取りするというのが、いかにも時流に合っていないように思います。
特に若者は電話を使うことがほぼ無いため、必然的に中高年かつITへの親和性(専門性以前のレベル)の無い人材を対象としているように見受けられます。
投稿日:2024/11/11 17:27 ID:QA-0145454
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、本当に人材紹介会社からの問い合わせであれば不適切な行為といえますし、繰り返し同じ会社から架けてくるようでしたら一種の営業妨害に当たる可能性も生じますので、看過出来ないものといえます。
但し、本件に関しましては内容から人事労務の範疇外の問題になりますので、対応としましては経営法務に精通された弁護士にご相談される事をお勧めいたします。
投稿日:2024/11/11 21:26 ID:QA-0145470
人事会員からの回答
- オフィスみらいさん
- 大阪府/その他業種
採用HPに掲載したところで、相手は手を変え、品を変えでコンタクトを取ってきますので、所詮はいたちごっこでしかなく、あまり効果も期待はできないでしょう。
こういう類の電話の場合、個人名を名乗ったところで、それが本名なのかは確認のしようがなく、だからといって電話をとらないということもできませんので、相手が要件を切り出す前に、「求人に関する電話での問い合せには一切応じておりません。当社にご応募を検討されているのであれば、まずは履歴書・職務経歴書をお送りください。慎重に書類審査をしたうえで、こちらからご連絡をさせていただきます。」といった体で応答するか、または、HPに直接掲載するといった方法も考えられます。
ただし、これで完璧とはいえませんが、1つの手段としては試してみる価値はあるものと考えます。
中には、本当の求職者の人からの問い合わせもあるでしょうが、ほとんどが営業電話であるという現状を鑑みれば、まずは毅然と対応するしかないでしょう。
企業には採用の自由があり、どんな人材をどんな基準・条件で採用するかは自由ですから、それでも応募書類を送ってくる人は、本物の求職者だと割り切ればよく、書類到着後速やかに連絡を取り、事の経緯を説明し理解を得ることも重要になります。
投稿日:2024/11/12 07:08 ID:QA-0145475
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
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