コアタイムの有無を個別に設定できますか?
フレックスタイム制の導入を検討しています。
フレックスタイム制の対象については、対象となる労働者の範囲を「全労働者」あるいは「特定の職種の労働者」と定めることができます。個人ごと、課ごと、グループごと等様々な範囲も考えられます。ということなのですが、コアタイムの設定についても同様に個別に設定する、しないを分けたり、部署ごとにコアタイムの設定時間を分けたり(例:A部署は10時~15時、B部署は9時~14時)することは合法なのでしょうか?
投稿日:2008/10/23 18:50 ID:QA-0014065
- *****さん
- 東京都/コンサルタント・シンクタンク(企業規模 51~100人)
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法令上、フレックスタイム制におけるコアタイム及びフレキシブルタイムの設定に関しましては、開始時刻と終了時刻を労使協定上に定めることしか規定されていません。
従いまして、対象労働者の出退勤の自由が確保されていれば、部署別・個人別に設定する事も一応は可能といえるでしょう。
しかしながら、特に個人別に設定するとなりますと、
・労使協定上に個人別のコアタイム及びフレキシブルタイムの開始・終了時刻の全てを定めなければならなくなる
・個別にコアタイムが守られているかチェックしなければならなくなる為手間がかかる
・対象労働者が増える都度時間設定をしなければならず、更に対象者が増加すれば各々の勤務状況を容易に把握することも困難になる
といった実務上の様々なデメリットが生じてしまいます。
加えて、本来コアタイムの設定の主旨とは、会議や打ち合わせ等で労働者が一斉に集まる時間を確保することにありますので、ある程度の人数がいる事業所で個人別の設定というのは現実的な対応といえず、やはり部署単位の設定までに留めておくべきというのが私共の見解になります。
投稿日:2008/10/23 23:03 ID:QA-0014066
相談者より
ご回答ありがとうございました。
もしコアタイムを設定する場合には、部署単位に留めたいと思います。
ありがとうございました。
投稿日:2008/10/24 09:03 ID:QA-0035575大変参考になった
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