無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

職場のモヤモヤ解決図鑑 掲載日:2025/05/09

職場のモヤモヤ解決図鑑【第97回】
従業員の急な退職に伴う
スムーズな引き継ぎの進め方とは?

職場のモヤモヤ解決図鑑

自分のことだけ集中したくても、そうはいかないのが社会人。昔思い描いていた理想の社会人像より、ずいぶんあくせくしてない? 働き方や人間関係に悩む皆さまに、問題解決のヒントをお送りします!

漫画
志田 徹(しだ とおる)
志田 徹(しだ とおる)
都内メーカー勤務の35才。営業主任で夏樹の上司。頼りないが根は真面目。

エース社員の突然の退職により、頭を抱える志田さん。突然の退職は、業務の停滞や顧客サービスの質の低下といったリスクをもたらすこともあります。リスクを最小限に抑えるには、スムーズな引き継ぎが大切です。業務の引き継ぎにおいて気を付けるべきことをおさえましょう。

社員の突然の退職は企業にとって大ダメージ

社員の突然の退職は、企業にさまざまなリスクをもたらします。具体的には、以下のような問題が考えられます。

業務の停滞、顧客サービスの低下

急な退職による一時的に人手不足は、業務の遅延や顧客対応の停滞を招く可能性があります。

知識・ノウハウの喪失

退職する社員が持つ属人的な知識・ノウハウや業務フローが失われることで、業務効率や顧客満足度の低下を招くおそれがあります。

企業信頼度の低下

上記の問題が重なることで、顧客や取引先からの信頼が低下し、最悪の場合、取引停止に至る可能性も考えられます。

職場環境の悪化、連鎖退職のリスク

残された社員への業務負担増加やトラブル対応により、職場環境が悪化することで、さらなる退職者が発生するリスクも高まります。

このようなリスクを回避するためには、管理職や人事部門が主体となって、計画的かつ適切な引き継ぎを実施する必要があります。

引き継ぎで管理職が心得ておくべきこと

社員の突然の退職に直面した管理職は、現場の混乱を最小限に抑えるため、積極的に引き継ぎプロセスをリードする必要があります。単に業務内容を伝えるだけでなく、後任者や周囲のメンバーが安心して業務を引き継げる環境を整備することが重要です。

早めの引き継ぎ計画の立案

退職や異動の意思表示があった時点で、速やかに引き継ぎ計画を立てます。最終出勤日や有休消化の取得予定を考慮し、余裕のあるスケジュールを設定することで、業務効率の低下を抑制できるでしょう。さらに、業務の棚卸しを行い、「誰が・いつまでに・何を」引き継ぐのかを明確にします。

後任者・関係者への情報共有と調整

後任者だけでなく、関連部署や社外の関係者にも必要な情報を共有し、連携を図ることが不可欠です。属人的な人間関係や暗黙知は、管理職が補足説明を行うことで、引き継ぎの漏れを防ぐことができます。

精神的なケアとモチベーション維持

退職者が引き継ぎ期間を前向きに過ごせるように、感謝や理解の姿勢を示すことが重要です。後任者に対しては、過剰な負担がかからないように心理的なサポートを行います。不安やストレスを軽減することで、業務の円滑な移行を実現できます。

スムーズな引き継ぎのための事前準備:三つのポイント

管理職や人事が引き継ぎに不可欠なポイントをおさえ、サポートを行うことで資料の完成度が高まり、現場の混乱を防ぐことにつながります。

【ポイント1】
引き継ぎ業務を洗い出す

  • 業務の棚卸しで抜け漏れを防ぐ
  • 日次・週次・月次・年次など、頻度別に分類する
  • 業務の可視化で全体像を把握する
  • 必要に応じて業務改善・整理する

引き継ぎの範囲が曖昧だと、業務の抜け漏れやトラブルが起きることもあります。引き継ぎ業務を洗い出し、前任者と確認しながら引き継ぎ内容を決定しなければなりません。退職者が出てマンパワーが不足することも想定し、ときには業務内容を減らすことも必要です。

【ポイント2】
引き継ぎスケジュールを決定する

  • 引き継ぎの完了日を明確にする
  • 後任者・前任者の状況を考慮する
  • 余裕を持ったスケジュールを設定する

引き継ぎの完了日は、有給消化や残務処理を考慮し、実質的な最終出勤日から逆算して設定します。退職日までに、引き継ぎに充てられる時間は限られています。業務の重要度や複雑さに応じて、「いつ・どの範囲を・どのように」引き継ぐかを考慮することが重要です。

また、進捗を管理するために、ToDoリストやチェックリストを活用すると効果的です。後任者が未定の場合は、暫定的に担当者を定めるなど、柔軟な対応が求められます。

【ポイント3】
引き継ぎ資料を作成する

  • 業務の目的・全体像を明確にする
  • 業務のフローチャートを作成する
  • 各作業の手順を具体的にまとめる
  • トラブル事例と対応策をまとめる
  • 必要なファイルやデータの保管場所を明記する

業務目的・全体像を明確に示し、業務フローチャートや作業手順、トラブル対応例を具体的に記載します。必要なファイルやデータの保管場所も明記します。資料作成時には、期待する品質や目的を明確に伝えるとともに、フォーマットやテンプレートを提供することで質のばらつきを防げます。

【まとめ】

  • 突然の退職は、人員不足、業務効率やサービスの質の低下などさまざまなリスクがある
  • 引き継ぎ作業を前任者任せにするのではなく、管理職や人事がサポートすることで、業務の質を保てる
  • 引き継ぎ内容の洗い出しを行い、何をどのように引き継ぐのかを決定する
  • 引き継ぎスケジュールは最終出社日から逆算して余裕をもって行う
  • チェックリストやフォーマットの活用は、わかりやすい引き継ぎ資料の作成に役立つ

後編では、組織力を高めるための効果的な引き継ぎについて詳しく解説します。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「人事辞典「HRペディア」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

後編を読む
職場のモヤモヤ解決図鑑

自分のことだけ集中したくても、そうはいかないのが社会人。働き方や人間関係に悩む皆さまに、問題解決のヒントをお送りします!

連載をフォローすると、新着記事が掲載された際にメールでお知らせします。
フォローするには『日本の人事部』への会員登録(無料)が必要です。

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事ジャンル 退職

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をおススメ

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

職場のモヤモヤ解決図鑑のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
管理職
トークニズム
マネル(Manel)
ミッションの浸透方法
ジェンダーギャップ指数
トランジション
ジョブホッピング
クラッシャー上司
4R
ラインケア