上司から部下へのメール等について
営業事務関連部署の上司(50歳・男性)が4名の女子の部下のうち特定の社員1名に対し、食事の誘い等のメールを就業時間中に繰り返し、返事が無ければ内線電話で返答を要求しています。その女性社員は精神的にもまいっており、仕事以外での接触をできるだけ避けておりますが、最近になって「態度が冷たい、和解しよう、すまなかった」などのメールを繰り返しており、とうとう私(総務・人事担当)へ相談がありました。上司は「別にセクハラ・パワハラのつもりは無い。」と開き直るのが目に見えており、このままでは退職という形になりそうです。メールは全て残してもらっておりますが、法的な面等色々な角度で考えた場合、どのような対処をしていけばよいのでしょうか?
投稿日:2007/06/21 15:57 ID:QA-0008873
- *****さん
- 東京都/情報サービス・インターネット関連(企業規模 51~100人)
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プロフェッショナルからの回答
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回答します
最近多くなったセクハラの例ですね。社内に倫理委員会があれば、倫理委員会に諮って、該当の上司に倫理委員会からの厳重注意または懲戒処分が妥当かと思いますが、被害者の感情や今後の社内での立場もあるかと思いますので、十分お話を聴かれて当面の問題は処理されてはいかがでしょうか?
一方企業のコンプライアンスの重要な問題として恰好の事例かとも思われますので、未設置であれば倫理委員会や人権擁護室のような組織を作られて、社内風土の改善のための研修や具体的な対策としての私用メールの制限処置、会社による閲覧等の対策を取られることをお勧めします。
投稿日:2007/06/21 18:09 ID:QA-0008877
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、メール記録が残っていれば当該事実は否定のしようがないですね‥
事実と前提しました上でお答えしますと、セクハラ・パワハラにつきましては、原則としまして該当する行為があって被害者がそう感じた場合には成立するものですから、当人が「別にセクハラ・パワハラのつもりは無い。」といったところで責任を逃れられるものではございません。
文面の行為内容ですと、セクハラ・パワハラ共に該当するのは明白といえます。
こうした行為は、本人が反省しなければ何の意味もありませんので、まずは二度と行わせないよう厳重注意を行い、それでも素直に非を認めないようであれば御社就業規則の規定に従って厳しい懲戒処分を行うべきです。
また、内容は別としましても就業時間内に私的なメールを反復送信すること自体が雇用契約義務に反しており、そうした行為を上司たる職責についている者が平然と行っていることは異常な事態といえます。
当該上司に限らず、今一度職場の秩序・風紀が乱れていないかチェックを行い、悪質な行為等が見つかった場合には改善指導を会社の責任で行う必要があるでしょう。
投稿日:2007/06/21 19:44 ID:QA-0008880
相談者より
ありがとうございました。
上司自身が、社内から相当の批判のある人間の為、被害を受けている社員が退職するようなことの無いよう慎重に迅速に対応したいと考えております。
投稿日:2007/06/22 08:41 ID:QA-0033549大変参考になった
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