うつ病の社員への対応
いつも大変参考にさせて頂いております。
うつ病の社員が6ヶ月間休職したのち復職しました。
医師より復職可能の診断書が出た上でのことでしたが、まだ非常に不安定な状況で
勤務時間中に具合が悪くなり30~1時間程度休まなければならなかったり
あるいは早退、欠勤したりする状況が続いております。
このまま働いて大丈夫なのか心配ですし、また周囲への影響もありますので、再度診断書を提出させ、場合によっては産業医からの意見を聞いた上で判断をと思っておりますが、
教えて頂きたいことがございます。
①このような状況で、会社から休職を命じることは妥当でしょうか。
②会社から休職を命じた場合の賃金の扱いは、どのようになるでしょうか。
就業規則には特に記載は無く、賃金規定には休職による不就業日数分は控除とあります。
(休業手当の条文もありますが、これは関係無いものと推測しています)
③弊社には産業医がおりませんが、どのように探したら良いでしょうか。
ご教示のほどよろしくお願いいたします。
投稿日:2012/07/17 16:06 ID:QA-0050472
- *****さん
- 東京都/その他メーカー(企業規模 301~500人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
職場復帰について
①②について
・就業規則に記載がないということですが、根拠は就業規則になりますので、休職規定、服務規定、懲戒規定等再確認してください。
・あとは、本人への説明、説得に努めることです。労務不完全ということですから、会社の業務によりますが、それでは復帰は無理という事でしょうか。
・賃金は、休職であれば、通常は無給ですが、これも就業規則が根拠となります。就業規則を改定するのであれば、今後は休職は会社が命じるということを明記しておくべきでしょう。
③について
都道府県や都道府県医師会に問い合わせてください。東京都であれば、地域産業保健センターでは、労働者が50人未満であれば、無料で産業医の面談が受けられます。
投稿日:2012/07/17 21:07 ID:QA-0050475
相談者より
ご回答ありがとうございます。
就業規則を再度確認し、本人とのコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。
産業医の問い合わせ先も教えて頂きありがとうございました。
投稿日:2012/07/18 10:24 ID:QA-0050492大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
対応
①そもそも業務が遂行出来ていないのですから当然可能です。もし主治医が就業可能と言うのであれば、現状の業務遂行状態をどうするのか説明してもらう必要があります。そこまでする主治医はあまりいないと思いますので、御社の勤怠・就業管理記録をしっかりとつけ、最悪裁判になっても太刀打ちできるほどのしっかりした証拠を固めておきましょう。産業医がいればこの辺りの多少のサポートにもなります。
②ノーワークノーペイですから、休職となれば無給でしょう。
③ネット検索でもすぐ見つかります。いろいろ話や見積りを見てお決めになるのが現実的だと思います。
投稿日:2012/07/17 21:37 ID:QA-0050481
相談者より
ご回答ありがとうございます。
状況把握のためにも、勤怠記録はきちんと残しておきたいと思います。
投稿日:2012/07/18 10:26 ID:QA-0050493大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご質問に各々回答させて頂きますと‥
①:文面内容のみでは確答できかねますが、早退・欠勤が頻繁に生じるようであれば産業医の意見等も参考にされた上で何らかの対応はされるべきです。その場合、当人とも相談された上で、休職のみならず軽易な業務や短時間勤務等への転換といった措置も考えられます。御懸念の通り、勤務を続けた結果病状が悪化しますと会社の安全配慮義務違反を問われかねませんので、慎重な対応が必要です。
②:休職事由が私傷病による勤務困難であれば、あくまで労働者側の事情ですので、通常賃金補償義務は発生しません。賃金規定通り休職による不就業日数分の控除で差し支えございません。
③:産業医のいない事業所につきましては全国に設けられている地域産業保健センターで支援を受ける事が出来ますので、御相談される事をお勧めいたします。
投稿日:2012/07/17 23:23 ID:QA-0050483
相談者より
ご回答ありがとうございます。
短時間勤務や軽作業への転換なども視野に入れて検討したいと思います。
また、産業医がいない場合の相談先について教えて頂き助かりました。
ありがとうございました。
投稿日:2012/07/18 10:28 ID:QA-0050494大変参考になった
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ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
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