無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

“幸福学”を知れば誰でも幸せになれる! 従業員が幸せになれば会社が伸びる!
人・組織・経営を変える“幸せの四つの因子”(前編)

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 研究科委員長・教授

前野 隆司さん

やってみよう! ありがとう! なんとかなる! あなたらしく!

 たった四つというのがうれしいですね。(笑)。「幸せの四つの因子」についてはご著書『幸せのメカニズム』に詳述されていますが、ここでも少しご紹介いただけますか。

幸せの四つの因子とは、(1)「自己実現と成長」(2)「つながりと感謝」(3)「前向きと楽観」(4)「独立とマイペース」の四つです。私たちはこれらの因子に一つずつわかりやすい名前を付けました。

まず(1)は、「やってみよう!」因子です。どんな小さなことでもいい。わくわくする趣味ややりがいのある仕事を持っている人は幸せであり、それらを通じて成長の実感や自己実現などの達成感が得られれば、幸福度はさらに高まることが具体的な数値によって裏付けられています。

前野 隆司さん 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 研究科委員長・教授

(2)の「つながりと感謝」は、「ありがとう!」因子と名づけました。誰かを喜ばせたり、逆に愛情を受けたり、感謝や親切に触れたり、要は、人とのつながりによって、人は幸せを感じることができるのです。ただし、そのつながりが均質でなく、より多様な人のほうが、幸福度が高いことがわかっています。多種多様な人脈があれば、いろいろな意見や情報が得られるし、困ったときもその問題に応じて、誰かしらから助言や支援を受けられる。結果、幸せになっていくわけです。いつもの仲間や親友はもちろん大切ですが、均質な人間関係だけに留まっていると、マンネリに陥りかねません。新しい出会いも積極的に求めていくべきでしょう。

(3)は、「なんとかなる!」因子です。悲観的ではなく、常に楽観的でいること。自己否定ではなく、自己受容を心がけることで幸せを実感できるようになります。

そして(4)は、「あなたらしく!」因子です。長続きしない幸せをもたらすのは、他人との比較でしか満足を得られない「地位財」でしたね。人や周囲を過度に気にせず、自分をはっきり持っていれば、つい地位財に手が伸びそうになるのを抑えられ、結果的にそれが、確かな幸せを呼び込むというわけです。

 幸せの四つの因子は、すべて持っていたほうがいいのでしょうか。

すべてを完璧に満たすのは難しいと思いますが、四つの因子をバランスよく高めたほうが幸せになれるのは間違いありません。というのも、四つの因子はお互いに深く関係していて、どの因子も個別にそれだけを高めることはできないからです。たとえば、(4)の「あなたらしく!」因子の乏しい人が、つい他人と自分とを比べてうらやましがったり、ねたんだりするのは、自分をダメだと思っているからですよね。そういう人が、ただやみくもに「自分らしくしよう!」と意気込んでも、現実はなかなか変わりません。小さなことでもいいからワクワクすることを見つけて成長を実感したり、交友関係を広げて助言や支援を手に入れたり、あるいは楽観性を身につけたり、他の因子もあわせて高めることで、まず自分に自信を持ったほうがいい。遠回りに見えて、それが幸せへの近道になるのです。

 よくわかりました。後半は幸福学の“実用編”として、幸せな従業員は会社に何をもたらすのか、企業経営と幸福学の関係についてご教示いただきたいと思います。

欧米での研究によると、幸福度が高い従業員ほど創造性が高い、欠勤率が低い、離職率が低い、仕事の効率がいい、といった傾向がすでに明らかになっています。つまり、幸せな人は仕事ができる。企業側からすれば、大きな戦力になるというわけですね。もともと仕事ができる従業員だから給料も良く、幸せになれるのだろうと、原因と結果を勘違いする人がいますが、それだけではありません。原因と結果はたえず循環しているのです。幸せが原因となって個人の生産性や創造性が高まり、結果、会社の業績が上がり、給料も上がる。そうしたサイクルがあることも、徐々に解明されてきています。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

キーパーソンが語る“人と組織”

キーパーソンが語る“人と組織”

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

さまざまなジャンルのオピニオンリーダーが続々登場。それぞれの観点から、人事・人材開発に関する最新の知見をお話しいただきます。

この記事ジャンル 組織開発手法

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

人事の学習帳 関連講座

キーパーソンが語る“人と組織”のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)
ウェルビーイング
CHO(Chief Happiness Officer)