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退職金の担保について

当社は、社員100名程度の製造業です。
勤続が20年以上の社員が、病気の為入院治療を行うこととなり、その費用や当面の生活費等への充当のため、本人よりの申し出により、会社から50万円の貸付を行うこととなりました。3年間ほどで分割返済の予定ですが、貸付にあたり、完済前に退職した場合の保証として、その場合残金は、退職金より充当する旨の誓約書を提出させることは、問題がありますでしょうか?
ご回答の程よろしくお願いいたします

投稿日:2007/04/04 16:26 ID:QA-0008030

kosshiyさん
福岡県/その他メーカー(企業規模 51~100人)

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プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答1

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

賃金から貸付金を差し引くことは、「賃金全額払いの原則」に反しますので、通常は認められません。

退職金も原則賃金に該当しますので、同様になります。

例外としましては、「労働者の自由意思による合意を得た場合」に前貸し分を差し引くことが可能になりますが、ご相談のように「誓約書」の提出となりますと会社側の働きかけによるのは明らかですので、当人の自由意思とは認められず法令違反となるでしょう。

本件の場合は、やはり賃金支給と貸付金返済を切り離して考えるのが妥当といえます。

投稿日:2007/04/04 20:40 ID:QA-0008039

相談者より

ご回答ありがとうございます
民間の金融機関の融資を利用する方法を検討します。

投稿日:2007/04/05 09:34 ID:QA-0033231参考になった

回答が参考になった 0

回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。



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