年次有給休暇について
お世話になります。
常勤専門職(2名)と取締役の専門職(1名)の年次有給休暇についての質問です。
専門職の勤務者がいなければ会社を営業することができません。
有給休暇についてできるだけ取得してほしいところですが、なかなか実情は困難です。
日曜日・国民の祝日(年間68日)、各々の希望する曜日(年間52日)、冬季・夏季休暇(年間7日)の合計127日が今のところの休日です。
その他 趣味等のための休日の希望があった場合には繁忙期を除き年に5日程度の休日取得を可能にしています。
半年前に採用した常勤の専門職が有給取得の10日を強く希望しています。
取締役は休業日以外無休で勤務しているので代替勤務は不可能です。
今後、他の勤務者もそのような希望を出してこられると困ります。
年間休日127日の中でうまく有給休暇を消化する方法はないでしょうか。
投稿日:2017/06/19 14:50 ID:QA-0071140
- 青の会社さん
- 山口県/医療・福祉関連(企業規模 6~10人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、年次有給休暇は労働基準法で付与が義務付けられた休暇になります。
従いまして、如何なる理由があっても、希望があるにもかかわらず年休を取得させないという措置は重大な違法行為となりますので認められません。当然ながら、休日と年休は全く別物ですので、年間休日で消化させることも不可能です。
こうした年休が与えられないという人事管理上あってはならない状況が生じる原因としましては、以下の2つのいずれかが考えられます。
①:会社運営に本来必要な最低限の人員に足りていない
②:会社運営の現状に見合っていない法定外休日や休暇を与え過ぎている
コンプライアンスの観点からも、年休を付与しないのではなく、こうした運営上の問題を解消されることで対応されるべきといえます。
つまり、①については、早急の人員採用を図ること、②については、労使間で協議の上、法定休日となる日曜以外の休日・休暇の削減を図る方向で検討されることが求められます。但し、②のやり方は、社員の個別同意が必須になりますし、労働時間短縮といった時流にも逆行しますので極力①の人員確保で解決されるのが妥当といえるでしょう。
投稿日:2017/06/19 19:29 ID:QA-0071147
相談者より
回答をありがとうございました。
①人材の確保については困難なため
②について検討していきたいと思います。
夏季・冬季休暇について まず取り組みます。
その間に人員の確保にも注力していきたいと考えました。
ご回答ありがとうございました。
投稿日:2017/06/20 10:48 ID:QA-0071160大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
休日と休暇 休日と休暇の定義(違い)を詳しく... [2007/04/09]
-
翌日に跨ぐ勤務時間について 基本的な質問になるかと思いますが... [2005/11/10]
-
1年間傷病休職した方に有給休暇の繰越を認めていいのか ほぼ1年間、傷病休職した方ですが... [2017/02/13]
-
定年再雇用で時短勤務の有給休暇 昨年9月末で定年となり一日も空け... [2016/05/26]
-
早退と有給について 掲題の件についてご教示いただけま... [2023/09/13]
-
有給休暇 弊社の就業規則は有給休暇の次年度... [2005/10/05]
-
有給休暇について 飲食店を経営しております、アルバ... [2018/04/13]
-
有給休暇について 事業者が法律で定められた年次有給... [2006/09/05]
-
有給休暇に勤務 当社は時間単位の有給休暇制度はあ... [2007/04/09]
-
パート社員の有給休暇付与の件 さて、週5日勤務のパート社員がい... [2014/04/17]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
傷病休暇規定
年次有給休暇とは別に、傷病を理由として休暇を取れる傷病休暇を就業規則に盛り込むための文面です。
休暇管理表
従業員の休暇をまとめて管理するためのExcelファイルです。複数名の休暇状況を管理する際に役立ちます。
夏季休暇について
長期休暇の休暇期間、休暇取得日数、留意点について、社内にお知らせする案内文の文例です。
ボランティア休暇願
特別休暇としてボランティア活動を事由とした休暇を設けるときに使える書式文例です。