時間単位有給休暇の繰り越しについて
いつもお世話になりまして、ありがとうございます。時間単位有給休暇の繰り越しについてご教授ください。 時間単位で付与される年休の日数は、繰り越し分も含めて年5日以内(例えば1日8時間として40時間)と決められていますが、昨年の未消化分(例えば4時間)を今年に繰り越し、トータル40時間としたため、そこからはみ出してしまった今年の4時間は、消化できず翌年に繰り越すことになり、再びその繰り返しになる気がするのですが、いかがでしょう。はみ出した4時間を消化する方法などございますでしょうか。どうぞよろしくお願い申し上げます。
投稿日:2017/04/26 16:53 ID:QA-0070309
- ポー君さん
- 北海道/建築・土木・設計(企業規模 31~50人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
「繰越された4時間有休」を消す方法
▼ 未消化として繰越された「4時間有休」に色が付いている訳ではありませんが(付与日は付いています)、繰越後年度で1日単位有休を取得する際に、「繰越された4時間有休」に「繰越後の4時間有休」を同時取得しないと、「繰越された4時間有休」は未使用のまま徒過し、付与後2年で消滅時効となります。
▼ 仮に、上記の方法で、消滅時効問題はなくなりますが、今後は、1日単位有休を取得毎に、新しく、「4時間有休」が必要になり、大変煩雑なことになります。対策としては、「再度の4時間有休の取得」、或いは、「1日+4時間有休取得」(実質、1日半)で、残日数を整数化しておくしか方法はないでしょう。
投稿日:2017/04/27 12:45 ID:QA-0070318
相談者より
早速ご教授いただきまして、ありがとうございます。残日数の整数化が大事ですね。たいへん参考になりました。またお願い申し上げます。
投稿日:2017/04/27 14:15 ID:QA-0070321大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、未消化時間が残ったとしましても、通常であれば法的にも実務的にも特に問題はございませんので、そのまま置かれても問題はないものといえます。
そもそも年休に関しましては時間単位分も含めまして当人の希望申請により取得するものになりますので、会社から消化方法を促すべきではないものともいえます。それでも何か気になされるようでしたら、次年度の年休発生の少し前に当人とご相談の上、都合の良い時間帯に取得希望がないか確認されるのがよいでしょう。
投稿日:2017/04/27 20:27 ID:QA-0070332
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