リストラについて
いつも的確な回答ありがとうございます。業務に大変役に立っています。さて、今般弊社で当社の存続にも関わるリストラを行う予定ですが、対象者への対応について再就職まで面倒みるべきか、可能なかぎり支援するが自分で探せ
とすべきか、教えてください。弊社建設コンサル業でこれに関する予算はないです。
投稿日:2006/03/15 11:43 ID:QA-0004057
- *****さん
- 宮城県/建築・土木・設計(企業規模 31~50人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
御社で「リストラ」をされるということで、ご苦労も大変かと思います。
「リストラ」‥本案件の場合は恐らく「整理解雇」と同じ意味で使われているかと思いますが、「整理解雇」に関しましては、解雇を行う為の「4つの要件」が判例の上でも確立しています。
*「4つの要件」とは、
①人員削減の必要性
②解雇回避努力の実施
③人員選定の妥当性
④労働者との十分な事前協議
になります。
御社の場合、詳しい状況は分かりませんが、特に②から④までの要件が疎かにされる事が無いよう注意が必要です。
上記4要件が全て満たされ、適法な「リストラ」が行われた場合には、再就職に関しては「出来る限りの事をしてあげる」ことで足りるでしょう。
但し、間違っても「自分で探せ」と言うような一方的な発言は避けるべきです。
結果としては「自分で探す」ことになるとしても、「企業の社会的責任(CSR)」が問われている今日では、解雇される社員の立場に配慮し、再就職へのサポートは惜しまないという姿勢を打ち出すことが大切です。
経営難でリストラする訳ですから、金銭的な支援が厳しいということは解雇される側も心の中では承知の事なんですね。支援が現実困難の場合でも「相談があればきちんと聞いて上げ、一緒に良い方向性を考える」といったコミュニケーションをとることによってトラブルは回避されるはずです。
少しでもお役に立ちましたでしょうか‥
先程の4要件もふまえられた上で、この難局を前向きに乗り切って頂ければ幸いです。
投稿日:2006/03/15 15:25 ID:QA-0004063
相談者より
お忙しいなか、ありがとうございました。「一緒によい方向性を考える」言葉に大変感銘しました。社内が殺伐としているなかで、やはり大事ことだと思います。元気づけられました。
ありがとうございました。
投稿日:2006/03/15 15:36 ID:QA-0031658大変参考になった
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