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予防接種の拒否について

いつもお世話になります。
弊社では、毎年従業員に対し予防接種を受診させています。
(費用は全額会社負担)
今回、一部の営業所において半数の従業員が体調不良や受けたくない
との理由で予防接種の拒否がありました。
上層部では予防接種を拒否した従業員に対し、会社の命令違反として何らかの処罰や罰則(例、インフルエンザにかかった場合公休扱いにしない等)を考えておりますが、実際のところそのような処分はできるのでしょうか。
教えていただきますようよろしくお願いします。

投稿日:2010/12/07 18:59 ID:QA-0024193

****さん
大阪府/機械(企業規模 51~100人)

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プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答2

プロフェッショナルからの回答

この回答者の情報は非公開になりました
 

リスク管理の視点

予防接種の効果については、医学的にも賛否があります。予防接種が絶対的な安全策と科学的に証明するのは難しいと考えるべきと存じます。
そうなりますと、コーポレートリスクの視点から、予防接種が原因で何らかの感染や重大な後遺症等が発生した際に、それを強制した御社の完全な責任問題となります。

インフルエンザ等の対応で、会社として対策を立てるという目的であれば、そもそも蔓延を完全に防ぐことは不可能である、という認識からスタートなさるべきと思います。
必ず誰かしらが感染する。その際にどのようにBCMを展開するかという視点です。

予防接種ではなく、リスク管理の視点で対策を組まれることをお薦めいたします。

投稿日:2010/12/07 21:58 ID:QA-0024196

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

業務命令としまして予防接種を指示するには、就業規則上での予防接種に関する義務付けの定めが必要ですし、費用も当然会社負担にすべきといえます。

加えて、処罰(制裁)を課す場合には、そうした指示に従わない場合に制裁を科す旨の定めもされていなければなりません。

まずはこれら2つが必須条件といえます。

その上で、仮にこうした規定が整備されていたとしましても、例えば体質や体調面から予防接種が困難とされる場合にまで指示が有効とは考えられないものといえます。万一無理に接種をさせて重大な体調異変等が起きた場合、会社の責任を問われることは必至です。

従いまして、こうした措置について一律に強制することは避けなければなりません。そして、予防接種を拒否された場合には、その理由を確認された上で、状況に応じ産業医等にも相談された上で接種の可否を判断されることをお勧めいたします。

投稿日:2010/12/07 22:50 ID:QA-0024201

相談者より

ご回答ありがとうございます。
就業規則の見直しと産業医にも相談をしてみたいと思います。
ありがとうございました。

投稿日:2010/12/08 10:32 ID:QA-0041798大変参考になった

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