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【生活型、付合い型、独りよがり型、抱え込み型…etc 】
“タイプ別”残業時間削減のテクニックとその進め方

4. 一人ひとりに「ムダを一つひとつあぶり出して潰す」という心構えが必要

長時間残業が有能な社員の証だった時代がありました。以前は、上司より先に帰る部下は職場のマナー違反だとされたこともありました。しかしながら、今はそんな時代ではありません。残業削減は、企業にとっても、また、社員一人ひとりにとっても必ずやり遂げなければならない至上命題なのです。

長時間残業=有能な社員の証は古い

そもそも生産性向上とは、インプットを下げることとアウトプットを上げることの両方を達成しないと実現できません。製造現場におけるリードタイムの 短縮が至上命題であるのと同様、インプット、いわゆる投入労働時間の短縮なくして生産性の向上などあり得ないのです。「人は減っているのに仕事は増えてい る。にもかかわらず残業を減らせ。それは無理!」ではなく「人は減っているのに仕事は増えている。だからこそムダな働き方をやめる」という方向に社員一人 ひとりの考え方を切り替えていかなければなりません。

そのためには、今までのようなエンドレスな働き方を続けるのではなく、仕事の仕方のムダを省き限られた時間の中で最大の成果を上げるようにならなけ ればなりません。だからこそ、「ムダな残業は一切しない」という決意の下で、ムダな残業をあぶり出し、一つひとつ潰していかなければならないのです。

図:生産性向上とは、インプットを下げることとアウトプットを上げること
『ビジネスガイド』は、昭和40年5月創刊の労働・社会保険の官庁手続、人事労務の法律実務を中心とした月刊誌(毎月10日発売)です。企業の総務・人 事・労務担当者や社会保険労務士等を読者対象とし、労基法・労災保険・雇用保険・健康保険・公的年金にまつわる手続実務、助成金の改正内容と申請手続、法 改正に対応した就業規則の見直し方、労働関係裁判例の実務への影響、人事・賃金制度の構築等について、最新かつ正確な情報をもとに解説しています。ここで は、同誌のご協力により、2013年11月号の記事「“タイプ別”残業時間削減のテクニックとその進め方」を掲載します。『ビジネスガイド』の詳細は、日本法令ホームページへ。

ひろた・かおる ● 日本能率協会総合研究所 組織・人材戦略研究部 主幹研究員。城西国際大学講師。厚生労働省などから労働時間管理に関するプロジェクトを多数受託・研究。民間企業に対する残業削減、ワーク・ライフ・バランス推進といった研修・コンサルティング・ソリューション提案を行う。主な著書として『経営環境の変化に応じた労働時間管理の進め方』(厚生労働省「労働時間制度改善セミナー」テキスト、全国労働基準関係団体連合会)、『希望者全員の継続雇用義務化!改正高年齢者雇用安定法の解説と企業実務』(日本法令)ほか。

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この記事ジャンル 長時間労働(残業)

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*****さんがその他でオススメしました

2013/11/19

当社で労務関係の仕事に従事していまして、残業削減は命題です。36協定の関係もあり苦慮しています。『意識改革』の一環として活用させていただきます。

*****さんがその他でオススメしました

2013/11/19

以前日経新聞に残業の分類は出ていましたが、より詳細で
大変参考になりました。

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