人事の半数が経営に関わるポジションを目指している
「人事担当役員(CHRO)」「経営者」をキャリア目標にしている人事が多い
最終的に、どのようなポジションに就きたいと考えているかを聞いたところ、「人事担当役員(CHRO)」(36.1%)と「経営者」(19.9%)で、経営に関わるポジションを目指す人が過半数でした。「人事部長」も12.5%あり、以下、「人事は担当したいが役職には就きたくない」(7.9%)、「人事担当以外の役員や管理職」(5.7%)、「人事課長」(4.1%)、「人事担当以外の一般職」(1.1%)となっています。
今後は「自社の人事で現在担当している領域を極めたい」が半数近くを占める
一方で、今後、どのような業務を担当したいかという質問には、「自社の人事で現在担当している領域を極めたい」と回答した人が47.9%でした。次に多いのが「自社内で人事に限らず管理業務を担当したい」(14.9%)で、以下、「自社の人事で現在とは異なる領域を担当したい」(12.3%)、「他社に転職して人事の業務に取り組みたい」(10.3%)と続きます。今後、いろいろな業務やキャリアが想定される中にあって、人事業務に対して拘りを持つ人が多く見られます。
現在の役職別で見ても、「自社の人事で現在担当している領域を極めたい」の割合が、どの役職層でも最も多くなっています。また、「係長クラス」で「自社の人事で現在とは異なる領域を担当したい」が27.1%と高くなっています。
実施時期 | 2021年3月11日~3月31日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 3,091社、3,186人(のべ) |
質問数 | 168問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.注目の人事課題 |
出典:『日本の人事部 人事白書 2021』
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