被災見舞金について
過日、社員の自宅が火災にあい親族3人を亡くしてしまいました。この被災に対して会社側で用意する見舞金とは別に、社員から役職毎に金額を定めて徴収しようという話が会社側から持ち上がっています。弊社は組合がないので互助会組織の従業員代表と話し合っている段階なのですが、こうした場合、半強制的に従業員から給与天引きするやり方について法的に問題はないものなのでしょうか。
投稿日:2006/03/30 14:01 ID:QA-0004222
- *****さん
- 山形県/石油・ゴム・ガラス・セメント・セラミック(企業規模 101~300人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
被災見舞金について
■「半強制的」という表現はかなり曖昧ですが、法令に別段の定めのある場合を除いて、賃金から控除して支払うことができるのは、労使によって「賃金控除に関する協定」が結ばれた場合に限られます。(労組のない場合の相手は、労働者の過半数で組織する労働組合がないときは労働者の過半数を代表する者)従って、「給与天引き」については法的に問題なしとは言えません。
■「会社主導」や「半強制的雰囲気」も気になるところです。この種の互助行為は、社員の中から提案されるのが望ましく、結果としては、ボランタリーに参加表明してくれる有志幹事による主導が望ましいと思います。形は、有志一同でも、うまくやれば、全員参加も可能でしょうし、何よりも、社員一同による自発的行為であることが目に見え、善意が一層よく被災社員に伝わるでしょう。
投稿日:2006/03/30 21:48 ID:QA-0004228
相談者より
早々の回答ありがとうございました。天引きの件は「労使協定」が必要ということですね。大変参考になりました。ありがとうございました。
投稿日:2006/03/31 08:30 ID:QA-0031736大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
給与テーブル改定について 現在、給与テーブルの改定案を作成... [2018/03/22]
-
従業員の死亡の対応 弊社のパート従業員がなくなりまし... [2011/01/19]
-
給与規程改定時における従業員代表意見書の取得 人事制度を見直し、その中で給与規... [2007/03/02]
-
給与制度変更時の移行措置の計算について 給与制度の変更に伴い、給与が下が... [2011/02/08]
-
給与〆日の変更による収入減に関して 人事関連担当では無い為、質問させ... [2008/05/23]
-
給与の支払について(大至急) 賃金支払の5原則の1つに毎月払い... [2005/11/08]
-
給与の〆日と支払日について 人事給与システムの更新を考えてお... [2008/04/28]
-
評価制度、給与改定について 評価面談を経て、給与改定を検討を... [2020/03/19]
-
退職時の社会保険料 退職時の社会保険料について確認さ... [2014/09/22]
-
勤務中に所用で抜けた際の給与計算について 勤務中に所用で1時間ぬけた際の給... [2014/07/24]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。