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定期昇給の凍結解除

資格等級制度を基準とし、①年齢給②勤続給③職能給が基本給の会社です。2年にわたり定期昇給すべてを凍結しています。よって賃金規定の年齢給表、勤続給表と2年分ズレがある状態です。(例:40歳勤続10年の人に38歳の年齢給と勤続8年の勤続給を払っている)資格も据え置きしていますが、職能給表は公表していません。
このたび、労働組合よりもとに戻してほしいとの要求がありました。とはいえ2年分を戻すだけの余裕はありません。また賃金制度自体をすぐに見直すわけにはいきません。
凍結を解除する方法としてよい方法があれば教えてください。
また一般的にはどのように解除されているのかも教えてください。

投稿日:2006/02/07 15:58 ID:QA-0003586

*****さん
愛知県/その他業種(企業規模 1~5人)

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プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答2

プロフェッショナルからの回答

二宮 孝
二宮 孝
㈱パーソネル・ブレイン代表取締役・人事コンサルタント

定期昇給の凍結解除について

凍結された際にどのように組合、社員に説明されたかということが重要になるかと思いますが、おっしゃるように2年分を一度に改定することが難しければ、以下の方法が考えられるかと思います。
①1年分のみ昇給する
②年齢給・勤続給のみ改定する(職能給は個別に対応する)
③実態に応じて今回のみ暫定的な昇給基準を設ける
(初任給アップ分なども考慮して年次・等級ごとに設定するなど)
いずれにせよ、貴社の現行の基本給の構成内容からすると、中期的視点からすれば今後より大きなひずみが発生してくるのは避けられないかと思います。すぐには無理というのも理解できますが、1.2年内に貴社の実態に合った能力・成果主義型の新人事賃金制度に見直されることをお勧めします。拙著で恐縮ですが、「新しい給与体系と実務(同文舘出版)」を参考にしてみてください。

投稿日:2006/02/07 17:31 ID:QA-0003589

相談者より

凍結をしたのが平成14年15年度の2年であり、それ以降はその年度分の定期昇給はしていますし、18年度も定期昇給はできそうです。
新人事制度への移行はすでに検討中ではありますが、中期的な業績見込みでは、移行時までに2年分は上げられそうにもありません。
やはり根本的な見直しを早急にしないといけませんね。

投稿日:2006/02/08 09:17 ID:QA-0031459大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

川勝 民雄
川勝 民雄
川勝研究所 代表者

定期昇給の凍結解除

■経年要件だけで自動昇給する仕組みの宿命として発生した2年分のギャップを、原資を投入せずに解消するには、年齢給表、勤続給表を2年分ベースダウンする以外に方法はありません。問題は、これでは労組要求へのゼロ回答となるでしょうし、仮に可能であっても、次回、凍結すれば再び同じ状況になります。
■同様の環境に置かれた企業の多くは、これを機会に、このような宿命を持つ経年自動昇給制度と決別し、仕事給へとシフトを図っています。失礼ですが、ここまで追い詰められて、なお「賃金制度自体をすぐに見直すわけにはいかない」では済まされないのでないでしょうか?

投稿日:2006/02/07 20:06 ID:QA-0003595

相談者より

昇給表のベースダウンという発想はありませんでした!確かにそういう方法もありますね。

投稿日:2006/02/08 09:22 ID:QA-0031463大変参考になった

回答が参考になった 0

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