エンゲージメント調査について
弊社は社員数40名弱の中小企業です。昨年まで人事担当者というポジションがなく、時代の変化に合わせて社員が成長できる仕組みを作るために人事というポジションを制定しました。人事目標制度/社内規程の見直し、福利厚生導入等やITツールの導入等、様々な取り組みを始めたばかりです。
その中の1つがエンゲージメントサーベイです。
前回第1回目を行った際に社員には「エンゲージメント」の意味が十分理解されておらず、「社員の不満を取り除くための調査」と解釈した社員がいました。
その結果、会社が新たな福利厚生や規程の改定(手当UP)を提示しても、不満の声ばかりが目立ち、会社への貢献について考える社員は少ない状況です。
このような状況で、社員にエンゲージメント調査の意義を正しく理解してもらい、調査を通じて「会社への不満」ではなく「自分が貢献してより良い会社を作る」という姿勢を促すためには、以下の点についてアドバイスをいただきたいです。
①エンゲージメント調査の意義を社員に説明する方法
社員が「エンゲージメント」の本来の意味を理解し、調査に積極的に参加してもらうためには、どのように意義を説明するべきでしょうか?
②調査の質問内容についての相談
社員のエンゲージメントを測定するための質問内容や構成について、アドバイスやポイントを伺いたいです。特に「不満を引き出すのではなく、貢献意識を高める」内容にするための工夫を教えてください。
投稿日:2025/01/20 10:27 ID:QA-0147494
- *****さん
- 長崎県/運輸・倉庫・輸送(企業規模 31~50人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
エンゲージメント
まず人事コンサルタントと称する者は次々とあらたなテクニカルタームを出し、それを新たな課題として取り組むことを継続してきていると感じています。私もその一味ですが、私は新たな名称には全く興味がなく、企業課題をいかにとらえるかが主だと考えます。
クレドやらパーパスやら次々新たな単語が出てきますが、単に英語をパラフレーズしただけで、その名称自体には意味がありません。そのコンセプトを貴社がどうとらえるかが人事経営課題です。
1.「エンゲージメント」という普通は誰も知らない言葉を使わず、その意味することを説明するのが第一です。一般社員にとってエンゲージメントのような特殊な単語は知らないのが当然。意味を理解しているプロの人事は、エンゲージメントという言葉を用いずに意図する考えを伝えるべきです。
一般論や学術用語説明ではなく、貴社、つまり経営者が考えているエンゲージメントが何であるかをきちんと説明して下さい。人事ではありません。
2.その意図を実現するための課題を聞き出して下さい。「貢献」とは具体的にどんな行動様式や行動基準を指しているのか、求めている成果が何かなどの具体的業務に即した課題や問題提起をしてもらえば良いように思われます。
投稿日:2025/01/20 10:58 ID:QA-0147496
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、1につきましては、給与等の処遇改善の為の調査ではなく、仕事へのやりがいを見出せるようにする為の調査である点を真摯に説明される事が重要といえます。その際は、誰よりもまず人事担当者自身がエンゲージメントサーベイの内容について熟知し理解出来ている事が不可欠といえるでしょう。
2につきましては、基本的な点ですが、ネガティヴな質問(~について不満がありますか等)ではなくポジティブな質問(今取り組みたい仕事がありますか等)を中心に構成される事が重要といえます。また、具体的なツールに関しましては専門書やWEB等を参照される事をお勧めいたします。
投稿日:2025/01/20 19:00 ID:QA-0147521
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