従業員代表選定時の不信任投票方式について
従業員代表の候補者が1名であった場合、信任・不信任の決議をメールによる不信任投票方式で行いたいと考えております。
全社員向けにメールと社内掲示板で周知を行うことで、漏れなく社員が理解できる状況を作ることで不信任投票方式で確定したいのですが、問題ありませんでしょうか?(全社員メールアドレスがあり、また、掲示板を含め、携帯、PCで必ず目にする機会はあります)
理由としては、不信任時は理由を確認したい為、メール返信とし、信任時は社員の返信する手間を省きたい思いです。
不信任投票方式の是非については、本当にメールを読んでいるかの判断が出来ず民主的な方式から外れるとの意見もあり、ネット上で調べても良くないとの記事もあり、悩んでおります。
不信任投票方式は判例などもあり、現在では全く認められていないのか、それとも条件付きで良しとされているのか、ご教示頂きたく、よろしくお願い申し上げます。
投稿日:2022/08/16 12:05 ID:QA-0118147
- ポートさん
- 東京都/建築・土木・設計(企業規模 51~100人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
不信任投票自体が問題あるわけではなく、メール方式の場合、返信がないものについて信任とみなす扱いは、必ずしも明確にならないとされています。
たとえ、信任、不信任投票であったとしても、返信がないものについては、電話等で再確認が必要とされています。
最終的には、選任が有効か無効かは、個別判断ということになりますが、
メール方式で返信がないものが信任と証明できないようであれば、再考をおすすめします。
投稿日:2022/08/16 16:20 ID:QA-0118167
相談者より
ご回答頂き、誠にありがとうございました。
信任・不信任を取るための手段としてメール返信なしを信任するとしては、社員の意思が確認出来ていない事、承知しました。
メール返信なし=信任するとした場合、確かに社員の意思は確認できず、信任したと証明は出来ませんので、意思確認が出来る、別の手段を検討したいと思います。
ご教示頂き、ありがとうございました。
投稿日:2022/08/17 15:56 ID:QA-0118208大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、従業員代表の選出に関しましては、労働者側におきまして自主的に実施されるべきものです。
従いまして、メールや不信任投票云々以前の問題としまして、いかなる方法であっても会社側が選任方法に口を挟む事自体控えられるべきといえます。
言い換えれば、労働者側で決められた選出方法であれば、明らかに非民主的・不公正な方法で無い限り実施可能と考えてよいでしょう。
投稿日:2022/08/17 23:16 ID:QA-0118223
相談者より
ご返答頂き、誠にありがとうございます。
原理原則に立ち返り、民主的な手段をあらためて再考したいと考えております。
大変、参考になりました。ありがとうございました。
投稿日:2022/08/19 17:42 ID:QA-0118284大変参考になった
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