メールの作成時に気を付けたいこと
私たちの対話は、数十年前に比べて激減しています。
それは、メールによる情報伝達が発達し、対面式の会話(対話)機会が極端に少なくなりました。
しかし、メールで伝えたことが100%伝わりにくいことも事実です。
今回は、「メールの作成時に気を付けたいこと」についておはなしします。
メールによるコミュニケーションも、チョットした気づかいで、その質が高まりますよ。
対話は、相手の表情や話しを聴く状況など、”伝える”こと以外の情報が得られることから、
相手に気を配りながら行うことができました。
ところが、メールによる情報伝達では、相手の表情やメール受信時(読む)の状況も解らず、気を配るどころか一方的な情報伝達になりがちです。
少なくとも、2w1h(what/ how to/ why)を忘れずに。
私たちの情報伝達は、バーバル(言語)とノンバーバル(非言語)の
組み合わせで伝わることが解っています。
そして、バーバル(言語)は2割程度。ノンバーバル(非言語)は、
8割程度の影響力があることも解っています。
私たちの脳は、対話のほとんどを非言語を使って理解しているのです。
ところが、メールによる情報伝達になると、ノンバーバルは皆無に近い状態です。
このように、メール伝達の危なさを知っていると、メールでの情報伝達や交換が怖くなってしまいます。
とはいっても、ここまでメールが私たちの生活や仕事に浸透してしまうと、
”危ないから!”といった理由で、使用しないというわけにもいきません。
メール 情報伝達において、少しでもその”危なさ”を削減するにはどうしたら良いのでしょうか?
メールでの情報伝達で、その質を高めるには、2W1Hの構成でメール文を作成することです。
「今日は、顧客満足向上をねらった、ミーティングをwebで行います。」
上記文書は、三つの要素から作られています。
・顧客満足をねらった(why)
・ミーティング(what)
・webで(How to)
このような文書をメールで送ることが大切です。
原因説明と意義説明
また、whyの部分に、もう一工夫すると良いでしょう。
例えば・労災事故が発生したので、装置の取扱は、フローにしたがってください。
・労災事故再発防止のため、装置の取扱は、フローにしたがってください。
前述の文書では、whyの部分が「過去」のことを指した文書になっています。
これを『原因説明』といいます。
逆に、後者の文書では、whyの部分が「未来」をさした文書になっています。
これを『意義説明』といいます。
一般的にwhyの部分には、『意義説明』を使うと解りやすい・伝わりやすいことが解っています。
あなたも、whyに一工夫をしてみませんか?
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坂田 和則(サカタ カズノリ) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー
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所在地 | 港区 |
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