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求職者の信頼を失うことも――?
「リファレンス」に関する微妙なかけひき
知っているのに伝えられない… 企業と求職者の間に立つ、紹介会社の悩み

一転、内々定の段階までは内密に…

そんなある日、P社と同じ業界で働いていたAさんの転職相談を受けた。キャリア的にはP社にぜひ推薦したい人材である。さっそく、求人票を見てもらい、あわせてリファレンスについても説明した。

「いかがでしょうか」
「うーん…」

Aさんはすでに退職している。リファレンスを行われて困るという可能性は低そうだった。ところが答えは意外なものだった。

「そこまでするのも、個人的にはちょっとどうかな、という感じですね。別に履歴書や職務経歴書にウソを書いているわけじゃないですよ。面接でいくらでも質問してもらえば、私のキャリアが本物かどうかすぐに分かるでしょうし…。というわけで、今回は辞退します」

Aさんは「あなたも私を疑うの?」と言わんばかりの目でこちらを見ている。私は慌てて、「分かりました。では、このM社はいかがですか。同じくAさんのキャリアを活かせると思いますよ」と、話題を次の紹介企業に切り替えた。P社のせいでこちらまで信頼を失っては大変である。

それから約1ヵ月後。P社から再度連絡があった。

「前回のリファレンスの件ですが、やはり内々定の段階で弊社から直接候補者にお伝えするようにします。求人票には何も書かないでください」

詳しい事は教えてくれなかったが、電話の雰囲気からはリファレンスを事前に予告して以来、候補者が大幅に減ってしまったということが伺えた。私がAさんのケースで直面したような事例が、おそらく他の人材紹介会社でも起こっているのだろう。

しかも、「リファレンスを行うこと自体、知らないことにしていただけますか」という。紹介会社から事前に伝わると辞退される可能性が高いが、2次面接が終わった直後の、候補者のテンションが上がっているタイミングで伝えることで、辞退を回避するのが目的なのだそうだ。

「分かりました」

そう答えたものの、分かっている情報を候補者に伝えないのは良いことなのか?と、今度は紹介会社が悩む番である。企業から直接リファレンスの話が出れば、「どうやら内々定ぐらいはいったかな」とホッとすると同時に、「あの紹介会社、この情報くれなかったな…」と候補者から思われる可能性があるからだ。

中途採用のグレーゾーン、リファレンスをめぐる「かけひき」はさまざまな形で続いている。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「人事辞典「HRペディア」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

人材採用“ウラ”“オモテ”

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この記事ジャンル 中途採用

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【用語解説 人事辞典】
リファレンスチェック
経歴詐称