人事白書調査レポート2023 働きやすさ・働きがい
従業員エンゲージメントは上昇傾向にあるも「変わらない」が最多
「変わらない」が最多だが、上昇傾向がうかがえる
従業員のエンゲージメントについて調査しました。エンゲージメントには「従業員エンゲージメント」(従業員と企業が一体となり、双方の成長に貢献しあう関係)と「ワークエンゲージメント」(従業員の仕事に対する熱意や活力によって高いパフォーマンスが生まれる心理・活動状態)が存在しますが、ここでは従業員エンゲージメントに絞っています。
従業員の「エンゲージメント」の状態が、5年前と比較してどのように変化したかを聞いたところ、最も回答が多かったのは「変わらない」(27.5%)で、次は「やや上がった」(22.6%)でした。また、「上がった」(5.7%)と「やや上がった」を合わせると28.3%、「やや下がった」(15.0%)と「下がった」(7.3%)を合わせると22.3%でした。
業績別に見ると、「上がった」と「やや上がった」を合わせた数値は、市況よりも良い企業で38.0%と最も高く、「やや下がった」と「下がった」を合わせた数値は市況よりも悪い企業(38.0%)が最も高くなりました。
全国の人事の実態・課題を明らかにし、解決の糸口を探る『日本の人事部 人事白書』から、調査レポートを公開。貴社の課題解決にご活用ください。