建設業におけるフレックスについて
ご質問させていただきます。
弊社は電気通信工事業を営んでおり、現状、8:00~17:00の定時が決まっておりますが、業務内容が多様になり、夜間勤務、保守作業での緊急出勤、早朝からの出勤で夕方早めの退社など、その時々の客先からの依頼、現場の状況により勤務時間がそろわなくなってきました。
実態としては下記のようなパターンとなります。
①各現場に合わせた時間で、作業員同士が出勤時間を決めて出勤し、 現場へ移動、終わりじまいで帰社、退勤
※朝早く出た事もあり、定時まで時間を潰す必要はないので早い退勤を控除していません。
②保守業務における、客先からの緊急要請を受けての深夜の緊急出勤、作業終了後の退社
※当番を決めて、該当者に客先から直接電話が来て故障対応に向かいます。
③1日おきの夜勤
※夜間明けの日勤は免除しているため、一日おきの夜間勤務だと他社員と比べて
月の労働時間が極端に短くなりますが、控除などはしておりません。
現状、勤務時間が短くなっても控除もしていない為、定時に勤務している社員から不満が出てきています。社労士の先生に相談したところ、コアタイム無しのフレックスタイム制にした方が良いと進められましたが、作業員同士で話し合い現場に合わせて出勤を決めている点や、客先の要望により、担当者が出勤するの場合、個人の裁量で時間を決めているといえますでしょうか?
また、フレックスの適用が難しい場合は勤務時間の変動に適した制度はありますでしょうか?
以上です。よろしくお願い致します。
投稿日:2020/04/07 17:55 ID:QA-0091966
- Type38さん
- 静岡県/建設・設備・プラント(企業規模 11~30人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、文面を拝見する限り、従業員が自由裁量で出退勤を決められるとは言い難いですので、フレックスタイム制の導入は望ましくないものと思われます。
基本的に客先へ出向かれての不規則な勤務という事であれば、例えば事業場外のみなし労働時間制を導入される事も考えられますが、業務実態にもよりますしかなり特殊な事案ですので、他の社労士等の専門家にセカンド・サードオピニオンも聴かれた上で慎重に判断される事をお勧めいたします。
投稿日:2020/04/07 23:20 ID:QA-0091975
相談者より
早々のご回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
投稿日:2020/04/08 18:01 ID:QA-0091987大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
フレックス
制度の根本が「労働者が日々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることのできる制度」(厚労省手引き(2019/03)ですから、現状は自らではなく状況に応じ客先の指示同意も必要としなければならず当てはまりません。
ベストな制度とは労働問題コンサルティングとしてフィーを払って取り組む非常に大きなテーマです。詳細な条件や労働条件などに基づいて、事業場外みなし労働時間制や裁量労働制など、いずれも一長一短あるなかで判断となります。
投稿日:2020/04/08 09:29 ID:QA-0091976
相談者より
早々のご回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
投稿日:2020/04/08 18:02 ID:QA-0091988大変参考になった
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