中途採用者の内定取り消し
お世話になっております。いつも貴サイトを大変参考にさせて頂いております。
先日弊社の求人に求職者より応募があり、面接を行いました。
お話をし信頼できる方だと思ったので、その場で口頭にて採用の旨を伝え入社日も決めましたが
その後その方の知人数名とお話しをする機会があり、どんな方か聞いた所
皆一様に印象が悪く、信頼のできる人ではないと話されていました。
その方はこちらが内定の旨を伝えた後、現在の職場に辞意を伝え退職年月日も決定しています。
履歴書等の提出もまだしてもらっていませんし、雇用契約書も取り交わしておりませんが
口頭でも採用の意を伝えた後、内定の取消をすることは違法性があるのでしょうか。
ご教授頂けるとありがたく思います。どうぞよろしくお願い致します。
投稿日:2016/04/09 00:08 ID:QA-0065709
- frefreさん
- 東京都/医療・福祉関連(企業規模 11~30人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、内定に関しましては解約権留保付の労働契約が成立しているものと解されています。
従いまして、文面のような第三者からの個人的な人物評については、信憑性が担保されているものではない事から、契約を取り消す程の正当な事由とはいえませんので、内定取消が有効と認められない可能性は高いといえるでしょう。取り敢えずは入社して実際に当人の就労状況を見られるのが妥当な対応といえます。
投稿日:2016/04/11 10:34 ID:QA-0065716
プロフェッショナルからの回答
内定取消について
採用内定を取り消すには、次の2つとも満たすことが必要です。
①採用内定当時は知ることができす、また知ることができないような事実である。
②これを理由として採用内定を取消すことが客観的合理性、社会通念上相当と是認することができる。
文面を拝見する限りでは、信頼できないということが具体的にどのような事実に基づいているかなどわかりませんので、なんともいえませんが、
採用内定を取消すほどの具体的、合理的な理由がないかぎりは、採用内定取り消しは難しいといえます。
投稿日:2016/04/11 12:38 ID:QA-0065720
プロフェッショナルからの回答
リファレンス
結論から言えば、そのようなあやふやな理由での内定取り消しは無理です。友人の話程度では証拠もなく、客観的内定取り消し事由にはできません。
リファレンスを取るというのは外国などでは一般的ですが、そうした風習のない日本ではあまり意味が無く、そもそも選考過程で貴社の責任と判断において決定すべきもので、その根拠を信頼が置けるかどうか不明な他社評価の拠るのは危険なのではないでしょうか。
投稿日:2016/04/11 22:56 ID:QA-0065731
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