確定拠出における運用利率について
現在、確定拠出年金制度の導入を検討しています。そこで運用利率を何%に設計をするのかということになるのですが。いろいろな統計数値を見ておりますと、現在導入企業の平均的想定利回り利率は2.3%前後あたりとなっています。この場合、社員が選択運用する商品の平均信託報酬率が0.75%であれば実際には3.05%の運用を行わなければ当初予定の退職金に届かないということになると理解してよろしいでしょうか?
投稿日:2008/07/25 11:57 ID:QA-0013208
- *****さん
- 徳島県/食品(企業規模 101~300人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
確定拠出年金制度設計上の想定運用利率
■「確定拠出年金制度」は、かなり複雑で、従業員の将来生活に大きな影響を及ぼす制度ですが、相当複雑な条件が設定されます。これらの条件を極度に捨象したご質問なのですが、運用環境に関係なく恒常的に発生する運営管理および資産管理費用(制度運営費用)を会社負担とせず、制度ファンド基金が支払うならば、当然その運用益でカバーすることが必要です。
■費用には、基本費用・解約費用・投信手数料・消費税・法人税・地方税などもありますし、いわゆるハイリスク・ハイリターン商品の2年間程度(06/04~08/02)の実績概算平均値の単純平均▲7.2%と言われています。尤も、そこまで踏み込んでいる加入者は2~3割程度(?)で、大部分は、「デフォルト商品」と呼ばれる、利率が1%に届くかどうかのDC定期預金や利率保証型保険に張り付いているのが実態と推定しています。
■なお、「導入企業の平均的想定利回り利率は(ネット)2.3%前後」というのは、最近のDC定期預金、年金保険、国内外株・債券インデックスのパーフォーマンスをみると、いささか高すぎるのではないかと思います。ご指定の運営管理機関によくご確認下さい。
投稿日:2008/07/29 11:50 ID:QA-0013227
相談者より
投稿日:2008/07/29 11:50 ID:QA-0035282参考になった
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