評価制度の運用はしんどいもの。それでも、やる価値がある理由。
評価制度を導入している企業は多いと思います。
しかし、制度を適正に運用し、効果を出している企業はほんの一握りです。
最初に伝えます。
「評価制度の運用はしんどい」です。
そのため、本気で取り組む、やり抜く覚悟がなければ、成果は出ません。
それは、運営側も、評価者も、被評価者もです。
しかし、その「しんどさ」を認識し、それでも評価制度が組織にとって
重要であると「覚悟」を決め、本気で取り組んでいる組織は、成長します。
一方、多くの組織はその「しんどさ」を受け止めず、回避しようとするため
評価制度が形骸化してしまうのです。
そして、評価制度を導入している企業の8割はそうなってしまっているように
感じます。(あくまで感覚値ですが)
では、どのように「しんどい」のでしょうか。
1)経営理念や経営計画に連動した評価制度を構築する「しんどさ」
2)評価制度の目的や意義を全社的に浸透させる「しんどさ」
3)評価者や被評価者に評価制度の教育を行う「しんどさ」
4)評価制度を適切に運用する「しんどさ」
5)適切な評価を行うために期中のフォローをする「しんどさ」
6)目標や評価の目線合わせをする「しんどさ」
7)評価制度を毎年ブラッシュアップしていく「しんどさ」
など
評価制度の活用には、これだけの「しんどさ」に挑む覚悟が必要です。
その「しんどさ」を乗り越えて、評価制度を活かすために
私はクライアント企業の評価者に対してこう言います。
「評価制度は部下育成のツールです。皆さんは立場的に部下育成を
しなくてはいけません。そのためのツールとして、この制度を
活用してみて下さい。便利ですよ。」
確かに評価制度は「しんどい」けども、皆さんの業務に役立ち
ますよ。部下育成に使ってみてくださいね。と伝え、
「それなら、やってみようか」と意識させるのです。
(最初から「しんどいもの」と言ってしまうとネガティブに
受け止められるので、利点を伝えてポジティブな受け止め方を
してもらうということ)
いずれにせよ、評価制度は「部下育成」が目的であるという
意識をまずは持たせ、「やってみる」環境を作ることが大切です。
(評価制度を導入して1年目で完璧な運用ができる組織はまずありません。
少しずつ運用レベルを上げていくものだと思います)
人を育てるのは「しんどい」もの。
なので評価制度も「しんどい」のは当たりまえです
ただ、部下育成をやらなければ、組織は成長しません。
だからこそ、せっかく導入した評価制度をしっかりと運用する
ことが重要なのではないでしょうか。
評価制度にもメリット、デメリットはあります。
それでも、人材育成の手段・ツールとして、とても有効なものだと
私は思いますし、「しんどい」けども導入をおススメします。
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「研修設計のノウハウを広めています」
効果的な研修や人材育成を行なうためのワークショップ開催や資料提供、ファシリテーター派遣を行っています
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ) 一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事/人材育成コンサルタント・日本酒コンサルタント
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