無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

となりの人事部人事制度掲載日:2017/04/24

武田薬品工業株式会社:
人事はビジネスに貢献する戦略的パートナー
タケダのHR改革に学ぶグローバルマインドセットとは(後編)[前編を読む]

武田薬品工業株式会社 グローバルHR グローバルHRBP コーポレートヘッド 

藤間 美樹さん

武田薬品工業株式会社 グローバルHR グローバルHRBP コーポレートヘッド 藤間 美樹さん

武田薬品工業では現在、社内取締役の4割、経営会議メンバーの7割に外国人を登用しています。彼らが経営トップや各部門のヘッドに就き、組織のマジョリティーを占めるようになったことで、同社の人事改革も一気に加速しました(前編参照)。同社グローバルHR・グローバルHRBPグローバルヘッド、藤間美樹さんへのインタビューの後編では、タケダのグローバル人事の根幹をなす人材観や人事視点、とりわけ「経営に資する戦略人事のあり方」について、藤間さんご自身の志や思いも交えながらうかがいました。

Profile
藤間 美樹さん
藤間 美樹さん
武田薬品工業株式会社
グローバルHR グローバルHRBP コーポレートヘッド

ふじま・みき●1961年大阪生まれ。神戸大学農学部卒業。1985年藤沢薬品工業(現アステラス製薬)に入社、営業、労働組合、人事、事業企画を経験。人事部では米国駐在を含め主に海外人事を担当。2005年にバイエルメディカルに人事総務部長として入社、2007年に武田薬品工業に入社。海外人事を中心にCMC HRビジネスパートナー部長などを歴任し、現在は本社部門の戦略的人事ビジネスパートナーをグローバルに統括するグローバルHRBPコーポレートヘッドの任務に従事。M&Aは米国と欧州の海外案件を中心に10件以上経験し、米国駐在は3回、計6年となる。武田薬品工業のグローバル化の流れを日米欧の3大拠点で経験し、グローバルに通用する人材像とその育成を探求。人と組織の活性化研究会「APO研」メンバー。

グローバル人材に必須の資質はダイバーシティ&インクルージョン

ドラスティックな人と組織のグローバル化に対し、日本人スタッフからはどのような反響がありましたか。貴社は日本屈指の老舗企業であり、現場にはまだ伝統的な文化も残っていると思うのですが。

二極化していますね。日本の企業にいながらグローバルなビジネスを、しかも本社として経験できるわけですから、日本人の若い社員にとって大きいのではないでしょうか。むしろ歓迎している向きが多いと思いますよ。逆にベテランや、いまさら英語はしんどいなという人には、ちょっと厳しいかもしれません。英語が要らないポジションはもうかなり限られてきていますから。英語ができる、できない以前に、マインドセットの部分で切り替えられず、批判ばかりしている人も当初はいましたが、だんだんと少数派になってきましたね。これだけ一気に改革が加速して、組織全体にドラスティックな変化が起こると、いわゆる抵抗勢力にもなりえないわけです。

たとえばHRでいうと、外国人のヘッドに対して、日本の伝統的な人事のやり方はこうだと納得させられるなら話は別ですが、それは後戻りの議論をしているだけで何の説得力もありません。そもそも人事は何のためにあるのかといえば、経営をサポートして、ビジネスに貢献するためです。そのビジネスの“矢印”が明らかにグローバルへと向かっているのに、いまさら「昔の人事のやり方はよかった」なんて言っていて、どうするのか。会社が進むべき事業の方向を定めたのなら、人事もその方向で進んでいかなければならない。退路も、別の選択肢もないのです。

では、人事のグローバル化について、あらためてうかがいます。藤間さんがお考えになるグローバル人材像とはどのようなものですか。

これは個人的見解ですが、グローバル人材とは「世界中のいかなる国・地域の人々と、世界中のいかなる国・地域においても、安定的に成果を出し続けることのできる人材」のことです。グローバル基準の人事についても同様で、「世界中のいかなる国・地域の人々に対し、世界中のいかなる国・地域においても安定的に成果を出し続けることのできる人事」と定義づけることができます。「安定的に」というのがポイントで、アメリカでならできるとか、アジアの人々とならできるとか、あの時はとか、そういうレベルではグローバルと言えません。場所も相手も選ばず、常に成果を出す――それができて初めてグローバル人材であり、グローバル基準の人事であると言えるのではないでしょうか。

そのために必要な資質とは何でしょうか。

ダイバーシティに尽きますね。国籍がどうとか、性別がどうとかではなくて、大切なのは「考え方のダイバーシティ」です。これは海外だけでなく、日本国内や日本人同士でも言えることでしょう。というのも、タケダに入って最初に驚いたことなのですが、私の仕事の仕方について「藤間さん、それは間違っていますよ」と言われたんです。しかし私は、藤沢薬品(現・アステラス製薬)でも、バイエルでも、ずっとそのやり方を続けてきました。それは、タケダ流の考え方ややり方と違うだけで、けっして間違っているわけじゃない。“違い”と“間違い”とでは、一字増えただけで大違いです。外からきた私の目から見ると、以前のタケダの企業風土はやや保守的で、「上司の言うことに黙って従っていればいい」というような風潮も少なからずうかがえました。だから、自分たちと違う考え方ややり方は、“間違っている”ことになってしまうわけです。

グローバル化を進めていく過程で、当初は海外でも、あるいは外国人に対しても、そういうスタンスをとっていたので、なかなかうまくいきませんでした。違うというだけで間違いと断じて排除するのではなく、まずはその違いを受けとめてみるべきでしょう。受けとめたうえで新しいと思ったら、柔軟に取り入れたほうがいいし、やはりおかしいと思ったら、相手を説得して自分の思う方向に導いたほうがいい。そのあたりをいち早く察知し、いろいろな引き出しの中から相手や状況に応じたソリューションを臨機応変に使える――すなわちダイバーシティ&インクルージョンの資質こそが、グローバル人材やグローバル人事のコンピテンシーとして最も重要だと、私は考えています。

となりの人事部

となりの人事部

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事・人材開発において、先進的な取り組みを行っている企業にインタビュー。さまざまな事例を通じて、これからの人事について考えます。

この記事ジャンル グローバル人材・語学

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

  • 参考になった1
  • 共感できる0
  • 実践したい0
  • 考えさせられる0
  • 理解しやすい0
オススメ1
最新順 人気順 古い順

*****さんが参考になったでオススメしました

東京都 証券 2020/10/20

 

1件中1~1件を表示
  • 1

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

となりの人事部のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
グローバルモビリティ
カスケードダウン
CoE(Center Of Excellence)
HR
ノーレイティング
経営大学院
クロスカルチャー・マネジメント
マトリクス組織
留職
オープンスペーステクノロジー