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職場のモヤモヤ解決図鑑【第69回】
アルムナイ採用とは?
退職者を受け入れるメリットと注意点を解説

職場のモヤモヤ解決図鑑

自分のことだけ集中したくても、そうはいかないのが社会人。昔思い描いていた理想の社会人像より、ずいぶんあくせくしてない? 働き方や人間関係に悩む皆さまに、問題解決のヒントをお送りします!

アルムナイ採用とは?退職者を受け入れるメリットと注意点を解説-職場のモヤモヤ解決図鑑【第69回】
吉田りな(よしだ りな)
吉田 りな(よしだ りな)
食品系の会社に勤める人事2年目の24才。主に経理・労務を担当。最近は担当を越えて人事の色々な仕事に興味が出てきた。仲間思いでたまに熱血!
石井 直樹(いしい なおき)
石井 直樹(いしい なおき)
人事労務や総務、経理の大ベテラン42歳。部長であり、吉田さんたちのよき理解者。

中途採用でアルムナイ採用の話題をもちかけられた吉田さん。退職者を再雇用するアルムナイ採用は、自社ネットワークを活かし人材を採用できる点で注目を浴びています。アルムナイ採用の定義や、メリット・デメリットを見ていきましょう。

アルムナイ採用とは?

「アルムナイ」とは、「卒業生」や「同級生」といった意味を持つ単語である「alumnus」を元にする用語です。ビジネスシーンでは企業の退職者を指して使われます。

ジョブリターン制度との違い

アルムナイ採用は自社を退職した人にアプローチし、再度雇用する採用手法です。退職者を再雇用する点は「ジョブリターン制度」と共通していますが、その対象が異なります。ジョブリターン制度は結婚や育児、介護といった私生活の事情で退職した人を対象とし、アルムナイ採用は他社へ転職した人や起業した人など、仕事上の事情で退職した人を対象としています。

アルムナイ採用を行う企業の多くは「アルムナイネットワーク」を運用しています。アルムナイネットワークとは、企業が会員限定サイトや交流会などを設けて退職者と既存社員をつなぎ、退職後も「仲間」として関係を構築するためのコミュニティです。退職者に自社の最新情報を共有したり、既存社員との交流の機会を設けたりすることで、退職者の復職につなげることが期待できます。また、さまざまな場で活躍する退職者と情報交換を行うことで、ビジネスチャンスの拡大も考えられます

アルムナイ採用が注目される背景

アルムナイ採用が注目される背景には、日本社会の慢性的な人材不足があります。企業における労働者の過不足状況を表した厚労省の「正社員等労働者過不足判断 D.I.」によると、2011年8月から2023年2月まで47期連続で「不足超過」となっており、企業は長きにわたり優秀な人材の採用に悩まされています。

さらに、採用市場で人材が流動化している現代では、若い世代を中心に短いスパンで転職する人は少なくありません。慢性的な人手不足の中、優秀な人材を確保し、長く定着させることが企業の課題となっています。

一方、アルムナイ採用は既存のネットワークを活かすという点で通常の採用手法よりもコストを抑えられるという特徴があります。また退職者は、自社の事業や組織風土について通常の求職者よりも理解があるため、ミスマッチのリスクも低くなるでしょう。このような点から、アルムナイ採用が注目されています。

アルムナイ採用のメリット

アルムナイ採用の強みは、即戦力になる人材や組織風土を理解している人材を採用できる点にあります。対外的には、自社ブランディングの向上も期待できるでしょう。

組織風土に適応できる

アルムナイは他の求職者と比べて、自社の組織風土や社内制度についての理解が深いといえます。また社内の人脈に精通していれば、採用後はすぐになじんでもらえるでしょう。自社での就業経験がある分、ほかの採用に比べて入社後のミスマッチが起こりにくいと考えられます。

即戦力になる

自社で働いた経験があるアルムナイは、自社の業務内容や商品、サービスに関するさまざまな知識を有しています。イントラネットの使い方や担当者への根回しなど、自社でしか使えない固有のスキル「ファーム・スペシフィック・スキル」を身につけていれば、組織にとって重要な戦力となるでしょう。

採用・育成コストの削減

ほかの採用手法に比べて、採用・育成にかかる時間や費用を抑えることが期待できます。アルムナイ採用は、自社社員からの推薦のほか、アルムナイ自身からの申し出で決まるケースが多く、有料の求人媒体や転職エージェントを使用せずに採用できるのが特徴です。アルムナイの在籍期間や退職時期によっては、業務の習得にかかるコストを大幅に削減できるでしょう。

自社ブランディングの向上

アルムナイを採用することは「従業員が退職してもまた戻りたいと思える会社」というイメージの構築にもつながります。また、アルムナイネットワークを築いて退職者と良好な関係を保つことで、アルムナイだけでなく、その周囲の人たちにも良い印象を与えられるでしょう。社内だけでなく、社外に対してもポジティブな効果を与えられると考えられます。

高いエンゲージメントが期待できる

アルムナイは、一度退職してほかの職場を経験した上で、戻って働きたいと考えています。退職理由があった一方で、ほかの会社にはない自社の組織風土や業務内容、就業環境について魅力を感じていると言えるでしょう。エンゲージメントが高い状態で入社すると予測され、既存社員にも良い影響を与えることが期待されます。

アルムナイ採用のデメリット

アルムナイ採用にはメリットがある一方、既存社員との調整や雇用条件の明確化など、慎重に対応すべき点があります。

既存社員との調整

退職者であるアルムナイを再雇用することに、不満を持つ既存社員がいるかもしれません。アルムナイから見ても、就業当時と再雇用時で社内環境や人間関係が変わっているなど変化に戸惑う場合があり、アルムナイが安心して働けるようにフォローする必要があります。

また、再雇用時にはアルムナイから退職理由や不満を聞き、解消できるように対応する必要があります。職場の人間関係が退職要因となっている場合、より慎重な対応が求められます。

既存社員の退職へのハードルの低下

アルムナイ採用は企業ブランディングにつながる反面、「退職しても戻ってこられる」などと、退職へのハードルを下げてしまうことが懸念されます。最悪の場合、既存社員の流出を後押ししてしまうことにもなりかねません。再雇用時の基準を社内で周知し、「アルムナイなら誰でも戻れるのではない」と認識してもらうことが重要です。

アルムナイネットワーク運用の負担

アルムナイネットワーク構築のためには会員限定サイトを運用したり、交流会を開いたり、多くの個人情報を管理したりとさまざまな手間や時間がかかります。ネットワークを構築する労力とコストを加味した上で、導入するかどうかを決める必要があります。

【まとめ】

  • アルムナイ採用とは、自社を仕事上の都合で退職した社員を受け入れる制度
  • 採用や育成コストの削減、採用ミスマッチの減少といったメリットがある
  • 公平・公正な人事制度の構築、アルムナイネットワークの運用について慎重な検討が必要

後編では、アルムナイ採用を導入する上でのポイントを紹介します。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

(後編に続く)
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この記事ジャンル 採用計画

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