無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

企業の海外展開の要諦
――グローバル・リーダーに求められる
「グローバル・マインドセット」をいかに醸成していくのか

早稲田大学 政治経済学術院 教授
トランスナショナルHRM研究所 所長

白木三秀さん

なぜ、語学力が重要なのか?

グローバルという観点から、大学で認識している課題には何がありますか。

海外への日本人留学生が減っていることが問題になっていますが、実はもっとショックな話があります。ある有名大学では、日本からの受験生自体の数は変わってないということです。合格者が中国・韓国と比べて、圧倒的に減っていて、学力のレベルが劣っているのが現実なのです。この問題を解消するには、まず語学力を高めていくことが大切ですが、肝心の学生にはその意識があまりないようです。「語学はツールだと思います。ツールなら、通訳を使えばいいのではないですか」と言う学生までいました。しかし、海外赴任する際に、平社員に通訳が付くようなことはありません。言葉は相手とのコミュニケーションを取る重要なツールですから、自ら身に付けることが不可欠です。ツールだからといって、軽く見てはいけないんです。残念なことに、日本人の語学力は世界的に見ても非常に低い水準にあります。

これは社会人でも同様ではないでしょうか。外資系企業でも、英語で議論のできる日本人は少ないように思います。

白木三秀さん  早稲田大学 政治経済学術院 教授、トランスナショナルHRM研究所 所長

実際、TOEICで900点を取っても、英語で議論のできない人は非常に多い。それにはいくつか理由があります。議論に参加するには、二つの条件が必要だと思います。一つは、議論の中身(コンテンツ)を知っていること。そのためには、知識や自分なりのアイデアが必要です。もう一つは、議論することに慣れていること。そのためには、小さな頃からのトレーニングの積み重ねが必要です。いくら帰国子女で言葉が話せても、こういったことが身に付いていなければ、外国人との議論にも、ほとんど入り込めません。

そして、このように語学力うんぬんを言う前の段階で、若い人には特に「グローバル・マインドセット」を身につけることが重要だと考えます。ツールとしての語学を身に付けるには、その前の段階であるマインドセットが求められるからです。

簡単に言えば、若い時に海外に行き、いろいろな経験を通じて「世界は本当に広いな」とか、「自分を相対化すると大した存在ではないな」などと認識しなければいけないのです。そのため私のゼミでは、20年前から毎年海外でゼミ合宿を行っていて、10年前からは企業訪問だけでなく、地元の学生と英語でのプレゼンテーション合戦を行っています。

こうした経験を続けてみて感じるのは、日本人は議論に使える語学のレベルが非常に低いということです。その理由は「グローバル・マインドセット」とも関係するのですが、自分を相対化して問題意識を持つということがないから。まずは、問題意識をもたなければなりません。例えば、日本が経済的な面でどれくらい落ち込んでいるのかを客観的に見て、そこから回復していくためにはどうしたらいいのかを考える。そういう問題意識を日頃から持つことです。特に若い頃には、とても重要です。

ところが、日本の学生は非常に居心地の良い状態に置かれていて、あまり海外に行こうとしません。生活環境が非常に整っているから、わざわざ生活が不便な外国に行く気が起こらないのでしょう。アメリカのニューヨークなら行ってもいいかな、といった程度です。外に出て新しいものを見てやろう、何か発見しに行こうという気持ちが学生にあまり見られないのは、とても残念ですね。

キーパーソンが語る“人と組織”

キーパーソンが語る“人と組織”

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

さまざまなジャンルのオピニオンリーダーが続々登場。それぞれの観点から、人事・人材開発に関する最新の知見をお話しいただきます。

この記事ジャンル グローバル人材・語学

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

キーパーソンが語る“人と組織”のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
グローバル人材
ブリッジ人材
OKY
グローカル人材
スーパーグローバル大学
クロスカルチャー・マネジメント
留職
ISO29990